新生活におけるストレス調査の実態
株式会社10(所在地:東京都中野区)は、運営するオンラインコミュニティ「torio café」の参加者288名を対象に「新生活に関する実態調査」を実施しました。この調査は、シーズンが変わり多くの人が新しい環境に適応しようとする中で行われ、新生活に伴うストレスや孤独感の現状を明らかにするものです。本調査の自由回答やデータ分析には、10 Inc.が開発した独自のAI分析エージェント「Nullo AI Studio」を使用しました。
調査結果概要
ストレス度は中〜高水準
新生活におけるストレスの度合いを10点満点で評価すると、52%の参加者が「6〜8点」と回答し、中〜高水準でストレスを感じていることがわかりました。これは、新生活が多くの人にとって心理的な負担を伴う状況であることを示しています。
最大のストレス要因は人間関係
さらに詳しい分析では、新生活にストレスを感じる要因として最も多かったのが「新しい人間関係」で、なんと59%の人がこれを挙げました。これに加えて、「最もストレスを感じるもの」としても43%が新しい人間関係を選び、他の要因を圧倒しています。つまり、新生活における人間関係の重要性が浮き彫りになったのです。
この傾向は、対人関係の再構築や新しい環境への適応、業務のプレッシャーなど、さまざまなストレス源が影響を与えていることを意味しています。多くの回答者が、新しいコミュニティ内での信頼関係を築くためや、不慣れな職場に順応するために、かなりの精神的エネルギーを消費しています。
孤独感の広がり
加えて、新生活における孤独感についての調査結果も注目に値します。「よくある」と「時々ある」を合わせて、約41%の人々が孤独を感じると回答しました。なかでも「誰もいない」と答えた人は17%に達し、これは約6人に1人が悩みを相談できる相手を持たないことを示します。人間関係がストレスの主要因であると同時に、孤独を感じている人が多いことには驚かされます。新しい環境での人間関係を築くこと自体が心理的な負担になっている可能性が考えられます。
環境変化への期待と現実
新生活が思い描いていたものと実際にどれくらい差があったかを尋ねた結果では、「想像通り」と答えた人が63%でしたが、23%は「想像より大変だった」と感じており、約4人に1人が心理的なギャップを感じていることが明らかになりました。この環境変化に対する期待と現実のギャップも、ストレスや孤独感を高める要因と見られます。
まとめ
本調査から導き出される結論は、新生活での課題は単なる業務遂行ではなく、「関係性の質」にあるということです。新しい環境では、業務の理解やスキルの習得とともに、「安心して関われる人間関係の構築」が不可欠であることが示されています。企業や組織は、オンボーディング施策において業務面だけでなく、心理的安全性や関係構築を支援する設計が求められます。
今後も、生活者のインサイトを深く捉える調査を通じて、価値創造に貢献する知見を発信していきます。
調査概要
- - 調査名: 新生活に関する実態調査
- - 調査主体: 10 Inc.(自主調査)
- - 調査手法: オンラインコミュニティ調査(MROC)
- - 調査対象: 全国の20〜69歳の男女288名
- - 調査期間: 2026年3月18日(水) ~ 3月24日(火)
※本調査結果を転載する場合は「10 Inc.調べ(https://10inc.co.jp/)」と併記してください。
10 Inc.について
株式会社10は、リサーチを基本に、企業とユーザーとの価値共創をサポートするコンサルティングファームです。その共創型リサーチ「MROC」は国内での実績が豊富です。リサーチ、ブランディング、マーケティング、デザインにおける専門家が連携し、インサイトの発掘から戦略構築、施策までをトータルに支援しています。