川崎フロンターレとインフォマートがクラブパートナー契約を締結

川崎フロンターレとインフォマートが提携

2023年に入り、株式会社インフォマートと川崎フロンターレがクラブパートナー契約を締結することが発表され、大きな注目を集めている。この契約の背景には、川崎フロンターレが「FOOTBALL TOGETHER」というスローガンのもと、地域社会に笑顔をもたらすことを目指している姿勢がある。

川崎フロンターレは、持続可能な開発目標（SDGs）を推進し、「川崎フロンターレSDGs」と称した一連の活動を行っている。これは、スポーツの力を借りて、地域の社会問題を解決することを目的としている。食品ロスの削減や、子ども食堂の支援など、多岐にわたる取り組みが展開されており、これらの活動に対するインフォマートの理念とビジョンが合致したことで、今回の提携が実現した。

インフォマートの役割と期待

インフォマートはデジタル化の力で企業間取引の効率化に貢献しており、すでに115万社以上の顧客基盤を持つ。契約を通じて、川崎フロンターレのブランド力やネットワークを活用し、インフォマートの事業拡大や営業体制の強化を図る方針だ。これにより、地域社会の課題解決にも取り組む予定であり、両者の強力な連携が期待されている。

家長昭博選手による特別企画

契約内容には、川崎フロンターレの家長昭博選手を中心とした特別企画も含まれている。家長選手は、試合観戦が困難な地域の人々を招待する「AKI 41 SPECIAL SEAT with infomart」を実施することが決定している。この企画では選手が自らチケットを購入し、対象試合に41名を招待。さらには、記念撮影や特製グッズの配布も行われ、地域の子どもたちにもスポーツの楽しさを伝える意図が込められている。

この機会に、家長選手が監修したTシャツやタオルマフラーなどもプレゼントされ、招待者との絆を深めることが期待されている。初回の対象試合は、2025年5月18日（日）のセレッソ大阪戦となっており、今後の展開が待たれる。

エキサイトマッチの開催

また、川崎フロンターレは、2025年6月25日（水）に行われる「明治安田J1リーグ第15節川崎フロンターレ VS アルビレックス新潟戦」において、冠スポンサーとしての支援を行なう。この試合では、特別な企画も用意されているということで、より多くの観客との交流を図ることが期待される。

両社の代表者はこの契約に対し喜びを表し、今後の連携による地域貢献に尽力する意向を示している。インフォマートの中島社長は、川崎フロンターレのSDGsへの取り組みに感銘を受けており、地域との関係をこれまで以上に強化していくと明言している。