環境への配慮を形にした新しいパッケージ
株式会社カナエが開発した「チャック付きモノマテリアルパウチ」が、ドイツの独立試験研究所である「Institute cyclos-HTP」から93%のリサイクル適性認証を取得しました。この新しいパッケージは、サプリメントや健康食品の包装に特化しており、環境に優しい素材を使用しています。
リサイクル適性認証の概要
リサイクル適性とは、ある素材や製品がどの程度リサイクル可能であるかを示す指標です。カナエのモノマテリアルパウチは、その設計においてポリオレフィン系の単一素材を使用し、簡単に再生利用できるという特長があります。この認証を獲得することで、企業や消費者は環境に優しい選択を行う一助となるでしょう。
詳細な特長
この新しいパッケージの大きな特長は次の通りです:
- - 単一素材構成: アルミ箔を使用せず、完全なポリプロピレン製であるため、リサイクルの際に分別が容易です。
- - バリアフィルムの使用: 高い水蒸気および酸素バリア性を持っており、製品の品質を長期間保つことが可能です。具体的には、水蒸気透過度が0.1g/(㎡・day)、酸素透過度が0.3cc/(㎡・day・atm)という優れた数値を示しています。
- - 認証取得のプロセス: パッケージのリサイクル適性がどのように評価され、認証されるのかを理解するためには、実際のリサイクル工程を考慮した試験が重要です。これにより、現実世界でのリサイクルの実施可能性が高まります。
公式ウェブサイトでは、さらに詳細な情報が掲載されています。
カナエの取り組み
カナエの代表取締役社長、樋高成憲氏は、環境問題に関する意識の高まりを受けて、企業活動全体にわたって持続可能性を追求しています。『私たちの新しいパッケージが少しでも環境負荷を減らすことに貢献できれば幸いです』と語っています。
未来への展望
今後もカナエは、リサイクル適性を考慮した新製品を開発し続ける方針です。様々な業界において、環境を意識したサステナブルな製品の需要は高まる一方です。これに応じて、同社は新たな技術革新を進め、より多くの企業向けにエコなパッケージソリューションを提供していく考えです。リサイクルの重要性はますます増しており、今後の動向が注目されます。
このリリースで紹介された新しいパウチ技術が、環境保護の一助となることを期待しています。