毎日ご飯を炊く約6割、炊飯器の選び方に注目した調査結果
オレンジページによる「ほぼ1000人にききました」企画が行った調査は、日本人の食卓に欠かせない「ご飯」にスポットを当てました。米の価格が高騰する中でも、実に58%の人々が毎日ご飯を炊き続けており、さらにその中の約20%は1日に2度以上ご飯を炊くという結果が出ました。この調査からは、日々の食事における「ご飯」の重要性と、それに対するこだわりが浮き彫りとなりました。
炊飯器の選び方
調査によると、炊飯器を選ぶ際に重視されるポイントは、以下の通りです。
1.
手入れのしやすさ: 62.2%
2.
何合炊きか: 52.1%
3.
炊き上がりの食感・味: 47.5%
特に、「炊き上がりの食感や味が好みに合うか」が最も重要視されていることから、ご飯のおいしさに対する強いこだわりが感じられます。
保温機能の利用状況
炊飯器に搭載されている多くの機能の中でも、最も利用されているのは「予約炊飯(タイマー)」と「早炊き」で、それぞれ56.2%と52.9%の人々が使用しています。しかし、なんと42.8%の人が「保温はしない」と回答しており、その理由の上位には「味が落ちる」という回答が53.9%という数字で挙がっています。このことからも、多くの人がご飯の味を重視し、味を保持するために保温を避けていることが明らかになりました。
手入れの手間
ご飯をおいしく炊くために欠かせない炊飯器のお手入れに関しても、調査が行われました。しかし、約8割の人が何らかの手間を感じているという結果が出ました。その中でも、「内ぶたを洗う」というのが47.6%と最も多くの人が感じる手間であることが分かりました。他にも、「内釜のぬめりが落ちにくい」(21.9%)や「内ぶたに凹凸があり洗いにくい」(20.3%)といった課題も挙げられています。
こうした調査結果からは、毎日の食事としてご飯を炊く家庭が多く、そのために炊飯器選びや手入れへの関心が高いことが見えてきます。また、米の価格が上昇しても、こだわりを持った炊飯スタイルが続いていることが伺えます。
まとめ
今回の調査結果は、日々の食卓の重要な一部であるご飯に対する日本人の意識と、それを支える炊飯器選び、さらに手入れの手間についてのリアルな声を反映しています。今後、日常生活においての炊飯器の機能やデザイン、使いやすさに対する要望がますます高まっていくことが予想されます。おいしいご飯を簡単に炊くための新しい技術や製品が、今後の市場で期待されるところです。