若手映画監督の国際的な舞台への一歩
日本の映画監督に向けた特別なチャンスが到来しています。独立行政法人日本芸術文化振興会が支援する「IFA Masterclass in Filmmaking」が2026年にボローニャで開催され、参加者を募集しています。このプログラムは、映画制作のスキルを向上させるだけでなく、国際的なネットワークを構築する貴重な機会でもあります。
IFA Masterclass in Filmmakingとは
このマスタ―クラスは、世界中から選ばれた優れた若手映画監督たちが集まる2週間の集中プログラムです。参加者は、特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)を通じて、国際的な映画教育機関であるInternational Filmmaking Academy (IFA)の指導を受けます。毎年、選ばれるのは監督、撮影監督、助監督の各10名ずつ、総勢30名です。指導には著名な映画監督があたり、過去にはベルナルド・ベルトルッチやジェーン・カンピオンといった巨匠が参加してきました。
プログラムの内容
1.
講義(第1週目)
マスターティーチャーからの講義を受け、自身の経験や美学、映画制作の実践について学ぶことができます。拠点としての伊ボローニャの文化的背景を活かし、映画制作に対する理解を深めることが目標です。
2.
短編映画制作(第2週目)
ボローニャ周辺の美しいロケーションで短編映画を制作します。このプロセスでは、イタリアのフィルムメーカーのネットワークがサポートを提供し、現地でのキャスティングやロケーションの選定などを担当します。
3.
プレミア上映会
短編映画のプレミア上映会は、ボローニャ復元映画祭(Il Cinema Ritrovato)で開催されます。このプロジェクトを通じて自分の作品を披露し、多くの観客と接するチャンスです。
募集要項
この貴重なプログラムには以下の資格を満たした方が応募できます。
- - 日本国籍または日本の永住資格を有する映画監督。
- - 長編映画監督としての実績が3〜5本程度。
- - 自身のキャリアを国際的な舞台に進めたい意欲。英語でのコミュニケーションができ、講義等を理解し、質問ができること。
- - プログラム全日程に参加できる方。
申込方法とスケジュール
参加を希望される方は、以下のリンクから申込書を提出する必要があります。
- - 申込期限: 令和8年1月19日まで
- - 公募期間や審査結果については、事務局よりお知らせします。
応募書類について
必要な書類には、英語による応募動機の映像、参考映像、個人情報取扱同意書が含まれます。詳細は公式サイトにてご確認ください。
このプロジェクトは、映画監督としてのスキルを磨くと同時に、国際的なネットワークを築くための絶好の機会です。映画制作に情熱を注ぐだれもが参加を希望している「IFA Masterclass in Filmmaking」。あなたの挑戦を待っています!