オバマ推薦本『DUCKS』
2024-10-04 15:20:07

オバマ元大統領推薦!心に響く自伝的グラフィックノベル『DUCKS』

オバマ元大統領推薦の新作グラフィックノベル『DUCKS』



21歳の若き女性が、カナダのオイルサンドでの厳しい労働体験を描いた自伝的グラフィックノベル『DUCKS(ダックス)仕事って何? お金? やりがい?』が、10月24日に発売されます。この作品は、元アメリカ大統領バラク・オバマが自身のおすすめの書として選んだことでも話題を呼んでいます。

物語の背景と著者について



ケイト・ビートンは、北米のマンガ業界で21世紀最高の成功を収めた女性漫画家の一人です。彼女はカナダ出身で、大学で歴史と文化人類学を学んだ後、学生ローンの返済のためにオイルサンドのプラントで2年間働きました。この経験を基に描かれたのが『DUCKS』です。

このグラフィックノベルは、主人公が直面する社会の厳しさ、特に男性社会の中で女性が生きる困難さ、また理想の仕事を得ることの難しさを描写しています。著者のユーモアと洞察に満ちた視点は、読者に深い印象を与えることでしょう。

ユーモアと感情



物語全体を通じて、ビートンは困難な作業環境の中での善悪や環境破壊といった問題を淡々と描写しますが、その中には笑いも交えられています。「DUCKS」というタイトルは、汚染された貯水池に飛来して死んでしまったカモたちから取られており、生活のために奮闘する主人公たちに重ね合わせられています。これにより、より深いメッセージが伝わることでしょう。

読者へのメッセージ



『DUCKS』は、単なる労働経験の記録にとどまらず、読者に対して社会の在り方を考えさせる力強いメッセージを含んでいます。悩みを抱える全ての人たちにとって、この作品は共感を呼び起こし、問いかけるものがあるはずです。「これがやりたい仕事なのか、このままでいいのか」と悩んでいる人々へ、ビートンは自身の経験を通じて勇気を送りたいと考えています。

著者と訳者の紹介



著者のケイト・ビートンは、ウェブコミック『Hark! A Vagrant』を通じて、多くのファンを魅了しました。その後も様々な賞を受賞し、名実ともに著名な漫画家となりました。また、訳者の椎名ゆかりは海外マンガの翻訳者として知られ、多くの作品を日本に紹介しています。

『DUCKS』は、448ページにわたる詳細な描写と深いテーマに満ちた作品です。このグラフィックノベルを手に取ることで、読者は新たな発見や感動を得ることができるでしょう。定価は3,080円(本体2,800円+税)で、株式会社インターブックスから刊行されます。


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会社情報

会社名
株式会社インターブックス
住所
東京都千代田区九段北1-5-10 九段クレストビル
電話番号
03-5212-4652

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