新たに誕生した古民家宿「Memory Gateway Hotel 101 Katayama tei」
2024年9月21日、山口県山口市徳地島にて、古民家を改修した新しい宿泊施設「Memory Gateway Hotel 101 Katayama tei」がオープンしました。この施設は、地域の歴史を尊重し、宿泊客が現代の快適さを享受できるよう工夫された空間です。
オープンの背景と代表の思い
本施設を運営するのは、宮城県仙台市に本社を構えるサスケ・ヒューマンディレクション株式会社です。代表の大内明彦氏は、東日本大震災によって失われた風景と人々の心の痛みに触れ、地域との結びつきを再生するためのプロジェクトに取り組むことを決意しました。
「ただいま」と言える場所を提供することを目指して、YouTubeの動画をきっかけに訪れた徳地島の古民家に魅了され、新たな宿泊施設の開設に至ったのです。「この風景を未来に残し、誰もが帰れる家を作りたい」との思いで、このプロジェクトがスタートしました。
古民家の魅力と現代的な設備
「Memory Gateway Hotel 101 Katayama tei」では、古民家の持つ風情を残しながら、最新の設備を充実させています。築60年以上の古民家の特徴的なシャンデリアや古木の梁が、懐かしさを提供すると同時に、快適な滞在を約束する最新の水回りや配管設備が整備されています。
この宿泊施設は、過去の思い出に触れながら、現代の生活様式に適した環境を提供します。宿泊施設としての機能を果たしつつ、ワーケーションにも最適なWi-Fiが整っているため、仕事をしながら地元の魅力を発見することも可能です。
地元とのつながりを大切にした体験型宿泊
宿泊客は、ただ泊まるだけでなく、地元の人々との交流や体験も楽しめます。地域の様々なイベントや観光案内などが用意され、五感で徳地の美しさを感じる機会が提供される予定です。
代表の大内氏は、「この場所が人々の繋がりを生む拠点になってほしい。ここを訪れるすべての人が、徳地の魅力を再発見する手助けになれば」と語ります。
開業イベントについて
オープンを記念して、2024年9月21日には特別なイベントも計画されています。本イベントでは、元オーナーのご家族を招待し、宮城県の人気スイーツ「ずんだシェイク」や地域の伝統文化を体験できるワークショップが行われる予定です。
詳細については、公式のウェブサイトやSNSを通じて発表される予定です。興味のある方はぜひチェックしてみてください。
未来に向けた展望
「Memory Gateway Hotel 101 Katayama tei」は、宿泊事業にとどまらず、地域の文化を育む様々なイベントやワークショップを通じて、地域の活性化に努めることを目指しています。さらに、将来的には新たに古民家を改修し、東北と山口をつなぐ文化交流の拠点として活用する計画も進行中です。
この宿泊施設は、歴史ある古民家の魅力を存分に活かしつつ、新たな地域の誕生を期待させる場所となることでしょう。