NINJA LINKSSが猛暑対策にドローン散布サービスを開始

NINJA LINKSS、猛暑から水稲を守る新サービスを展開

最近の記録的な猛暑は、農業に深刻な影響を与えています。この厳しい状況に応えるべく、全国で展開している農業ドローンサービス「NINJA LINKSS」は、追肥散布の新サービスをスタートしました。これまでの業務は主に殺菌や防虫の散布でしたが、気候変動による猛暑の課題に注目し、農家の皆様に必要なサポートを提供することを目指しています。

脅威の高温が水稲に与える影響

近年、一発肥料が猛暑で早期に溶出し、稲の生育に必要な養分が不足するケースが増えています。この現象は、土壌中の微生物の活動が高まることで肥料が分解されやすくなり、本来の効果が期待できない95%にまで低下してしまいます。その結果、稲の栄養不良が生じ、品質と収量の低下を招くことになります。

光合成能力と根の活力の低下

また、高温は稲の光合成能力にも影響を与え、登熟期には必要な養分の吸収ができなくなります。根が活力を失うことで、必要な窒素やカリウムを効率よく吸収できなくなり、さらなる生育不良につながります。

さらに、葉の老化が促進されることで、健康な葉が維持できず、稲全体の成長に悪影響を及ぼします。こうした猛暑の影響を軽減するために、追肥は非常に重要です。この新たな施肥方法によって、不足する養分を補うことで、光合成を維持し、健全な登熟を促すことができるのです。

ドローンによる精密散布

NINJA LINKSSの新しい追肥散布サービスでは、高機動性の農業ドローンを使用し、広範囲をカバーしつつ、必要な箇所へのピンポイント散布も実現しています。これにより、農家の方々が猛暑によるリスクを軽減し、安定した米作りを支援する環境を整えます。追肥散布を行うことで、水稲の栄養状態が改善され、猛暑による影響が軽減されることが期待されます。

散布費用は、一反あたり2,600円から（税別）となっており、散布量に応じて異なるため、詳しい料金については直接お問い合わせが必要です。