認定NPO法人キャンサーネットジャパン(CNJ)は、子宮頸がん検診の啓発動画「初めて子宮頸がん検診を受けてみた」を公開しました。この動画は、子宮頸がん予防啓発月間である11月に公開され、2024年度の日本郵便年賀寄付金の助成を受けて制作されました。
子宮頸がんは、若い世代でも罹患リスクのある病気です。厚生労働省は、20歳から2年に1回、子宮頸がん検診を受けることを推奨していますが、20歳~69歳の受診率は43.6%、20代ではわずか25.7%にとどまっているのが現状です。
この動画では、初めて子宮頸がん検診を受ける20代の女性2人が、埼玉県川口市にある「さとうレディースクリニック」の佐藤久美先生から子宮頸がんと子宮頸がん検診について説明を受け、実際に検診を受けた感想を語っています。
動画では、検査に使用するブラシや器具でどのように細胞が採取されるのか、診察台の椅子がどのように動くのかを具体的に見ることができます。また、検診を受ける際の服装、生理になった場合の対応、注意点などをわかりやすく説明しています。
佐藤先生は、動画の中で、子宮頸がん検診をきっかけに、相談できるかかりつけの婦人科医を見つけることを勧めています。
CNJのティール&ホワイトリボン(TWR)プロジェクトでは、この動画の制作に加え、子宮頸がん予防啓発リーフレットの制作と自治体等への無償提供、ウェブサイトのリニューアルを行い、子宮頸がんの啓発活動を進めています。
動画は、CNJのウェブサイトやYouTubeチャンネルで視聴できます。まだ検診を受けたことがない方は、ぜひこの動画を参考に、安心して検診を受けてください。