中小製造業の脱炭素化をサポートする新サービス登場

日本製鉄発のスタートアップ、脱炭素化支援サービスを開始

日本製鉄より生まれたスタートアップ企業、株式会社ＫＡＭＡＭＥＳＨＩは、一般社団法人環境エネルギー事業協会（ENE）と連携し、中小製造業が抱える様々な課題を解決するための新たなサービスを提供開始しました。このサービスは、中小製造業がサステナビリティ情報を信頼できる形で開示できるように支援し、脱炭素や省エネに向けた施策をサポートします。

なぜ中小製造業はサステナビリティ情報開示が必要なのか？

近年、ESG投資が注目される中で、企業に求められるサステナビリティ情報の開示は急増しています。特に、大企業は国際基準に基づく情報公開を行っていますが、中小製造業の場合は専門知識の不足や高い導入コストなど、多くの障壁に直面しています。これが取引先からの信頼を損ない、競争力を低下させる要因となっています。

新サービスの内容とは

ＫＡＭＡＭＥＳＨＩは、ENEと連携することで中小製造業向けに第三者保証付きのサステナビリティ情報開示を実現します。このサービスでは、次のような特徴があります：

1. 簡便なシステム操作：ユーザーは「Kamameshi」プラットフォームを通じて、専門知識がなくても簡単に情報を入力・提出できます。
2. 低コスト導入：既存の業務データを活用するため、大規模な投資を行わずにすぐに導入できる仕組みです。
3. 取引先への信頼性確保：CO₂排出量や省エネ実施状況などを国際基準に準じて開示し、取引先に透明性のある情報を提供します。
4. 第三者による情報の保証：ENEによる保証により、企業の信頼性を高め、取引先や金融機関に安心感を与えます。