隈研吾氏デザインのクリスマスツリーが家具に生まれ変わる新プロジェクト

クリスマスの思い出が家具に生まれ変わる

2025年2月10日、東京エディション虎ノ門と東京エディション銀座による新たなプロジェクトがスタートします。これは建築家の隈研吾氏がデザインしたクリスマスツリーを、アップサイクルし特別な家具に生まれ変わらせるという試みです。このプロジェクトは、昨年のフェスティブシーズンにホテルロビーを彩ったツリーの木材を利用して製作されます。

サステナビリティをテーマに

本プロジェクトは、持続可能性を中心に展開されています。サステナブルなモノづくりを意識し、クリスマスツリーのパーツを家具へ転用することで、使用されなくなった素材に新たな生命を吹き込むことが目的です。隈研吾氏デザインによるKIGUMI DESKとKOMOREBI TABLEがそれぞれのホテルロビーから誕生し、それぞれ一つずつの特別な家具として販売されます。

KIGUMI DESK

東京エディション銀座から生まれるKIGUMI DESKは、「織る」をテーマにしたデザインで、木の枝を巧みに使った構造が特徴です。直線状の木のユニットが組み合わさり、ブロンズとシルバーのメタル塗装が施されています。レジン仕上げにより、木の肌触りや美しさが引き立てられています。

- サイズ: 幅・奥行480mm 高さ720mm / 重量：約7kg
- 価格: 22万円（税込・送料別）

KOMOREBI TABLE

一方、東京エディション虎ノ門のKOMOREBI TABLEは、「木漏れ日」をイメージした設計がなされており、円形の鏡と自然素材が組み合わされることで、その柔らかいフォルムが実現されています。明るい『森』の雰囲気を感じさせるデザインです。

- サイズ: 幅・奥行800mm 高さ370mm / 重量：約16kg
- 価格: 35万2000円（税込・送料別）

サイレントオークション

宝物のような特別な家具は、サイレントオークションでも入札可能です。開始は2025年2月10日から4月9日までで、各家具はそれぞれ1点ずつの販売です。

- KIGUMI DESK MASTERPIECE: 最低入札価格は96万円（税込、送料込み）
- KOMOREBI TABLE MASTERPIECE: 最低入札価格は141万円（税込、送料込み）

難病支援への寄付

さらに、このプロジェクトの収益は公益財団法人メイク・ア・ウィッシュオブジャパンに寄付され、難病と闘う子どもたちを支援します。ホリデーシーズンの美しい「贈り物」の慣習に則り、さまざまな思いを込めたプロジェクトは、持続可能な未来へのメッセージを届けます。

詳細情報と展示

家具の販売はホテルのウェブサイトで行われ、展示はKARIMOKU RESEARCH CENTERにて2025年2月10日から来場を予約した上で可能です。展覧会では特にKIGUMI DESK MASTERPIECEやKOMOREBI TABLE MASTERPIECEの現物は展示されませんが、一般のデスクやテーブルを見ることができます。

サステナブルな循環を持つこのプロジェクトへの参加は、未来を見据えた素晴らしい取り組みとなるでしょう。クリスマスの思い出を家具として生活に取り入れながら、その収益で新たな夢を紡いでいくことができる、このユニークな機会をお見逃しなく。