提携の背景と意義
株式会社シナジープラスが全国司法書士法人連絡協議会との包括連携協定を締結した。その目的は、相続コンサルティング事業を通じて、より多角的な支援を行うことにある。シナジープラスは「未来永劫 ご家族が幸せであり続ける環境を創る」という理念のもと、2022年末に相続コンサルティング支援システム「SIPS(シップス)」を発表した。
このシステムは、相続の準備が不足していることにより生じるもめごとや財産減少を防ぐことを目的にしており、使用者から高い評価を得ている。対象となるユーザー層は、士業を中心とし、相続計画を作成するための重要なツールとして機能している。
SIPSの特徴
SIPSは、「相続で家族をもめさせない」「優良財産を減らさない」「子や孫を困らせない」といったビジョンを掲げている。従来の相続業界では見落とされがちだったP/L(損益計算)視点や分配のシミュレーション機能を搭載しており、誰もが理解しやすい設計になっていることが評価されている。士業界全体での利用者が増え、業務の効率化や顧客への透明性向上に寄与している。
提携による具体的な活動計画
この連携協定の下、両者は以下のような活動を展開していく予定である。
1.
司法書士の相続コンサルティング業務のデジタル化: ITを活用して業務の効率化を図り、業界全体の発展に寄与する。
2.
地方自治体との連携: 地域密着型の相続教育やコンサルティングを行い、一般市民の知識向上を目指す。
3.
司法書士業界の発展支援: 相続に関する教育・研修を充実させ、司法書士の専門性向上を図る。
4.
一般市民の相続・生前対策に関する支援: 相続についての正しい知識を広めることで、家族間での争いを未然に防ぐ。
企業概要
一般社団法人 全国司法書士法人連絡協議会
- - 所在地: 東京都千代田区丸の内3丁目1番1号 国際ビル6階
- - 設立: 2011年
- - URL: 法人協公式サイト
この団体は、司法書士の業務や経営を支援し、業界の地位向上を目指すことを目的としている。
株式会社シナジープラス
相続コンサルティングの専門企業で、「SIPS」の開発・販売を手掛けている。
まとめ
この提携は、相続コンサルティング分野における新たな挑戦を意味している。司法書士業界のデジタル化と市民への教育を通じて、より多くの家庭がもめることなく、幸せな相続の実現に近づけることを期待されている。