無駄な支出を見直す: 男女500人が語る実態とその教訓
最近、無駄遣いを減らしたいという人が増えています。株式会社R&Gが実施した全国の男女500人を対象にしたアンケート調査では、無駄な支出の削減に成功した人々の実体験が収集されました。この調査を通じて明らかになったのは、削減対象の具体例とその取り組みによるメリット、さらには不安要素です。今回は、その結果を詳しく見ていきましょう。
調査の概要
調査は2025年3月17日から18日にかけて実施され、500人(女性328人、男性172人)の有効回答が得られました。年代別では、20代〜50代以上まで幅広い回答があり、無駄な支出に関する意識が反映されています。
やめてよかった無駄な支出ランキング
1位: コンビニでの買い物
調査の結果、最も多くの人が「やめてよかった」と答えたのは、コンビニでの買い物でした。24.4%の人が該当し、具体的な理由としては、短期間での出費の大きさや健康への配慮が挙げられています。例えば、ある20代男性は「コンビニ弁当をやめたことで、バランスのとれた昼食が取れるようになった」と語りました。
2位: 使っていないサブスク
次に多かったのは、使っていないサブスクリプションサービスの解約でした(20.8%)。30代の男性は「配信内容が被るサービスを解約したことで、1年でかなりの額の節約になった」とコメント。広告やメールでの勧誘が多く、つい続けてしまうサブスクですが、無駄を見直すことの重要性がうかがえます。
3位: 外出先での飲み物
外出中の飲み物購入も多くの人が見直しました(12.0%)。30代女性は「毎回ペットボトルを買わなくなり、ゴミも減った」と話します。少しずつの節約でも、長い目で見ると大きな額になります。
無駄な支出をなくすことで得られるメリット
無駄な支出をやめた結果、日々の生活が改善されたという声が多くありがありました。食費や娯楽費が減った分、他にかけられるお金が増え、経済的にも精神的にも余裕が生まれたといいます。ただし、一方で無駄をやめることへの不安も存在。約4割の人が「やめることに不安を感じた」と回答し、「また使いたくなりそう」という声も寄せられました。
解約後の困りごと
無駄な支出をやめたことで「困ったことがあった」と答えた人はわずか13.8%であることも興味深いです。多くの人が実際には困らなかったと感じる一方で、取引先や友人との関係を考えた際に外食や嗜好品に対する愛着があることも事実です。この結果から、実際にやめてみることで「本当に無駄だった」と確信できる人が多いことがうかがえます。
塚越氏の考察
調査結果について株式会社KANATTAの代表である塚越菜々子氏は、「コンビニは便利だが、割高なことが多いため見直すべき」と指摘。高額な支出が続くサブスクは特に見直す必要があり、解約の手間を感じる人も少なくないが、「お試しでやめてみる」が効果的とアドバイスします。1週間試してみて、何も困らなければ無駄と判断することも一つの方法でしょう。
結論
無駄な支出を見直すことで、家計が見違えるほど変わる可能性があります。これまでの習慣を見直し、必要でないものを取り除くことで、経済的自由を手に入れる手助けとなります。今後もこの活動が広がり、多くの人が無駄を省き、より豊かな生活を送ることができることを願っています。