伊藤忠テクノソリューションズとKeeper、最新のセキュリティソリューションを提供
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(略称:CTC)は、サイバーセキュリティの強化に向け、Keeper Security APAC株式会社と提携し、特権アクセス管理(PAM)およびパスワード管理(EPM)ソリューションの提供を開始しました。この発表は、企業がデジタルトランスフォーメーションを進める中でのセキュリティ対策を更に強化することを目指しています。
パートナーシップの意義
新発売のEPMおよびKeeperPAMソリューションは、ゼロトラストの考え方に基づき、サイバー攻撃から企業を保護します。これにより、パスワード及び特権アカウントの管理が効率化され、導入支援や技術サポート、ユーザートレーニングも全面的に提供される体制が整いました。
CTCの社長、新宮達史氏は、「このパートナーシップを通じて、日本国内におけるサイバーセキュリティソリューションの強化が進むことを期待しています」とコメントしています。これにより、国内企業が直面するリスクに対する対応が可能となります。
サイバーリスクの現状
最近の調査によれば、サイバー攻撃の多くは、弱いパスワードやその使い回しから始まります。そのため、堅牢なパスワードの管理が企業にとって重要な課題となっています。また、特権アカウントはサイバー犯罪者が狙う主要なターゲットです。実際に、PAMソリューションを導入した企業の80%が、盗難や不正利用に関する攻撃が大幅に減少したと報告しています。
Keeperのソリューションに注目
KeeperのEPMは、AIが入力支援機能を担い、ユーザーがウェブサイトやアプリケーションに迅速にログインできるようにします。この機能により、パスワードや2要素認証(2FA)コードの自動入力が実現し、安全なブックマーク管理も可能になります。また、シングルサインオン(SSO)や多要素認証(MFA)にもしっかり対応しており、企業のITインフラに柔軟に統合できます。
一方、KeeperPAMは特権アカウントのアクセスをリアルタイムで監視し、不正な行動を検出します。AIを利用して異常行動を学習し、管理者にアラートを送信。必要に応じてアクセス権の取り消しも推奨されます。さらには、強力なパスワードを自動生成し、スケジュールに基づいて自動的に変更する機能も備えています。
高いセキュリティ基準
Keeper Securityのサービスは、数々の業界標準や規制に準拠しているため、その信頼性は高いとされています。FedRAMP、GovRAMP、SOC 2 Type II報告書、ISO 27001などの幅広いセキュリティ認証を取得しており、対象ユーザーのデータをしっかりと保護します。これにより、導入企業は業界最高水準の安全性を享受できます。
未来に向けて
伊藤忠テクノソリューションズとKeeperは、今後も連携を強化し、企業のサイバーセキュリティを一層進化させていく方針です。西山 高徳氏は、「我々のソリューションを通じて、日本企業に先進的なセキュリティ対策を提供していく自信があります」とのこと。
これからのデジタル社会においては、セキュリティ対策が業務の継続性に直結します。本提携により、企業のサイバー脅威への対応が一層充実し、持続可能な運用が実現していくことでしょう。
詳しい情報は、
伊藤忠テクノソリューションズの公式サイトや
Keeper Securityの公式サイトをご覧ください。