三井海洋開発が導入したSPIRALの効果とは？投資家対応を効率化

三井海洋開発の投資家専用サイト構築事例

スパイラル株式会社は、三井海洋開発株式会社のために革新的な投資家専用サイトを開発しました。このサイトは、月あたりの問い合わせ件数を驚くべきことに1/6に削減し、業務の効率化と公平な情報提供を可能にしました。

導入の背景と経緯

三井海洋開発は、石油業界でFPSO（浮体式生産設備）を提供する企業であり、その成功には正確な情報提供が欠かせません。これまで、彼らはメールを通じて投資家向けの情報を送信し、約60件の問い合わせに個別に対応していましたが、その負担が非常に大きくなっていました。あまりにも多くの基本的な情報リクエストが寄せられ、効率的な対応が難しい状況だったのです。

そこで、新たな情報提供方法として「SPIRAL ver.1」を導入し、投資家専用サイトの構築に至りました。これにより、問い合わせや資料請求への対応が大幅に軽減され、業務の効率化が実現できました。

投資家専用サイトの仕組み

この専用サイトは、会員登録した投資家だけがアクセスできるプラットフォームで、FAQや定期的なレポート、格付け情報などが公開されています。これにより、投資家は必要な情報を自ら簡単に見つけることができ、メールでの個別対応が大幅に減少しました。このシステムは2段階での導入が行われ、まずは会員専用ページが公開され、その後には管理者専用ページが構築されました。

投資家対応の効果

1. 業務負荷の軽減
専用サイトの導入により、問い合わせ対応が月10件ほどに減少し、30時間から5時間に大幅に時間が削減されました。これによって担当者の心理的負担も軽減され、より戦略的な時間を確保できるようになりました。

2. 戦略的議論の余地が拡大
定期的に行われていた問い合わせ対応の時間が減ることで、プロジェクト改善に向けた戦略的な議論や施策をより実行しやすくなりました。これにより、投資家への効果的な情報発信にもつなげることができています。

3. 好評なフィードバック
投資家専用サイトの使いやすさについて非常に好評の声が寄せられ、「必要な情報を見つけやすくなった」といった反応があり、結果として投資家との関係強化にもつながっています。

三井海洋開発は、今後もサイトの利用者からの意見を基にさらなる利便性向上を計画しています。たとえば、新しい情報提供方法として動画公開なども検討しているとのことです。