原宿の文化交差点で育む多様性と自立のブランド「irotoa」

原宿から発信する新たな価値観「irotoa」

原宿というカルチャーの中心地で、すべての人が自分の個性を大切にできる環境を育てるブランド「irotoa」。このブランドは、個性や生命の動きに繋がる表現活動を通じて、街の文化を発信し、利用者の自立を支援することを目指しています。

「irotoa」の名には特別な意味が込められています。「iro」はそれぞれの人が持つ独自の色合いを指し、「oto」は内に秘めた生命の躍動を表現しています。この2つが重なり合うことで、新たな価値が創造される場を提供するのです。その背後には、能力（ability）、挑戦心（ambitious）、芸術（art）、生命力（alive）、すべての人へ（all）という五つの思いが込められています。

理想の実現とブランドの活動

誰にでも伝わる言葉

irotoaでは「想い」を届けため、製品一つ一つの魅力をシンプルかつ親しみやすい形で伝えることを重視しています。コラボレーションストアでは、見て、触れて、試すことで体感できる体験を提供し、作品の背後にあるストーリーをお客様に伝えることを目指しています。

自立のための取り組み

irotoaが掲げる「自立」とは、表現、社会、生活、経済の4つの側面での自立を意味します。

- 表現の自立では、一人ひとりのテーマや関わり方を尊重し、発表の場を提供します。
- 社会的自立は、一般店での接客や共同企画を通じて経験を積むことを目指します。
- 生活の自立は、身体や事情に応じた支援を提供し、無理のない働き方をサポートします。
- 経済的自立では、安定した工賃と適切な還元を通じて、取り組みを収入に結びつける仕組みを整えます。

「irotoanista」とは

irotoaの理念に共鳴するクリエイターたちを「irotoanista」と名付け、彼らと共に製品を作り上げることで、個性と命の音を世に響かせる仕組みが整っています。例えば、規格外の野菜を利用した「乾奏野彩パスタ」は、食品ロス削減と福祉事業所との連携を特徴としています。

自立支援の拠点

いよいよ、irotoaコラボレーションストアでは、就労継続支援B型の枠組みでさまざまな作業に参加できる機会を提供しています。具体的には、販売補助、商品管理、制作作業などがあり、自分の持ち味を生かしながら社会とのつながりを感じることができます。

参加の案内

参加者は週1〜5日、数時間からの勤務が可能であり、それぞれの事情に応じた柔軟な調整が行われます。明確な工賃規定に基づいて支給され、頑張り次第で10万円以上の収入を得られる道が開かれています。

また、irotoanistaとして応募したい方には、作品や企画を持ち込むことができ、どんな価値を届けたいかを記入して応募することが求められます。資源循環の観点から、規格外品や端材の提供も随時受付けています。