水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始！有機米生産の省力化を実現

株式会社ソルトフラッツは、有機米の生産現場における初期除草作業の省力化に貢献する自動除草ロボット「SV01-2025」の受注を開始しました。

「SV01」は、使いやすさを追求した設計が特徴です。GPSを利用した自動走行機能に加え、ラジコン操縦による手動走行も可能となっています。これにより、圃場の中ほどは自動走行、畦の際は手動走行と、状況に合わせて効率的に除草作業を進めることができます。

さらに、サスペンション付きのホイルと上下にストロークする除草装置を搭載することで、高低差のある圃場でも安定した除草効果を発揮します。稲の成長に合わせて圧力と速度を調整できる新機構の除草装置は、雑草を浮かせながら稲への負担を最小限に抑える設計となっています。

新潟食糧農業大学吉岡俊人教授は、「SV01」の除草装置について、「人の指のような形をしたワイパーが左右に動き、田面を撹拌することで雑草を根浮かせます。大学の実験水田では、土壌表面を覆っていた『マツバイ』という多年生水田雑草を根浮きさせることに成功しました」とコメントしています。

「SV01-2025」は、有機米生産の現場に革新をもたらす画期的な技術として注目を集めています。省力化と効率化を実現することで、人手不足に悩む農業現場の負担軽減に大きく貢献すると期待されています。