生成AIによる経理業務の新時代
ウイングアーク1st株式会社と株式会社NTTデータ・ビズインテグラルは、新たな経理業務の効率化を目指し、生成AI技術を活用したシステムの連携を発表しました。2026年6月より提供予定のこのコネクタは、ウイングアークが提供するAIテクノロジー「dejiren AI」と、NTTデータの国産ERPパッケージ「Biz∫」を結びつけ、経理業務の自動化を実現します。
この連携により、伝票登録時に求められる情報を生成AIが自動的に推測し、提案や補完を行うため、経理担当者の負担を軽減し、作業の質を均一化することが可能になります。
経理業務におけるAIの現在
現在、ERPシステムにおける生成AIの活用は、チャットボットやQA機能、入力補助などに限られており、その効果は十分に発揮されていないのが現実です。この新たな連携は、経理における専門的な知識を必要とする業務、特にチェックや条件分岐をAIがサポートすることで、迅速かつ安定した処理を実現します。これにより、従来は複数の担当者が分担して行っていた作業を簡素化し、生産性を向上させる狙いです。
dejiren AIとBiz∫の連携
提供されるコネクタは、dejiren AIのバーチャルアシスタント(VA)により、Biz∫のマスタ参照や伝票登録を行います。この連携により、Biz∫の登録データとdejiren AIがシームレスに組み合わさり、AIの判断に基づいて登録作業が効率化されます。例えば、新規伝票の登録時に必要な情報の自動生成やチェックが行われ、それによって作業の負担が大幅に軽減されることが期待されています。
連携によるメリット
この連携では、AIによるデータの整形や要約、変換をノーコードで実装できる点が特徴です。忙しい業務の中で、社員はビジネスチャットやdejiren AI Clientを通じて、対話形式で必要な情報を確認でき、日常業務の利便性が向上します。また、各業務や用途に応じて最適な生成AIモデルを選択できるため、より効果的なアプローチが可能になります。さらに、Biz∫コネクタはdejiren AIに標準搭載されるため、サービス連携を迅速に開始できます。
今後の展望
2026年6月の提供開始を皮切りに、まずは債務登録や各種マスタの抽出が行われる予定です。今後は、他のマスタやトランザクションデータの参照、登録機能の拡充も進めていくことで、幅広い業務シナリオの実現を図ります。
この新しい技術が経理業務に与える影響や、その可能性に期待が寄せられています。ウイングアークとNTTデータの連携は、企業の経理業務を根本から変革する鍵となるでしょう。
お問い合わせ先
この提案に関する詳細や製品情報は、ウイングアーク1st株式会社およびNTTデータ・ビズインテグラルまでお気軽にお問い合わせください。