DEFCON 26優勝!
2018-08-16 14:00:14

DEFCON 26での暗号化車載ネットワークハッキングコンテストで見事優勝!

DEFCON 26での栄光の勝利



2023年8月、ラスベガスで行われた世界最大級の情報セキュリティ国際会議「DEFCON 26」で、佐藤勝彦氏が暗号化車載ネットワークハッキングコンテスト「Karamba Challenge」で優勝しました。これは、自動車のセキュリティに関する最前線を探る貴重な機会であり、佐藤氏の専門技術を証明する舞台でもありました。

Karamba Challengeの概要



「Karamba Challenge」は、「DEFCON 26」の「Car Hacking Village」内で開催されました。参加者は、ラジコンカーを自動車に見立てたセットアップにおいて、セキュリティレベル別に出題される課題に挑戦しました。これらの課題では、ステアリングやアクセルの操作を奪うことが求められ、合計5つのステージが設けられていました。

5つのチャレンジに挑むため、佐藤氏は自身が独自に開発した電子制御装置(ECU)を用いて、リアルタイムで解析を行いました。その結果、攻撃手法にはリプレイ攻撃とタイミング攻撃を駆使することで、自動車の制御を奪うことに成功しました。全5ステージは只1日でクリアし、見事な早業で優勝を果たしました。

ハッキング技術の分析



佐藤氏は、ハッキングに成功した際のコメントで、「暗号が解けていなかったが、不正パケット処理後に以前キャプチャした同期パケットと制御パケットをインジェクトすることで、わずかに処理されるバグを発見した」と語っています。このバグを利用することで、自動車の制御を乗っ取ることができ、主催者側はこの攻撃を想定外だと驚いたという結果を得ました。

この優勝の背後には、自らの研究と技術の集大成があったのです。特に、暗号化されたままでのリプレイ攻撃における脆弱性が浮き彫りになり、実車でも同様の問題が潜む可能性があることが示されました。佐藤氏は、「ECUのセキュリティが本当に妥当なのか、一度診断を受けることを勧める」と警鐘を鳴らしています。

今後の展望



佐藤氏は、今回のハッキングコンテストへの参加を通じて、単なる腕試しだけでなく、最先端の技術やセキュリティトレンドに触れられることの重要性を再認識したといいます。今後もこういったコンテストに参加し、継続的に技術を磨いていきたいと考えているとのことです。

佐藤勝彦氏の経歴



株式会社イエラエセキュリティの取締役副社長である佐藤勝彦氏は、長いキャリアを有し、ローランド ディー・ジーやソニー・デジタルネットワークでの業務を経て、自身の会社を立ち上げました。IoT製品や自動車に関するセキュリティ診断を行い、高評価を得ています。

企業情報



イエラエセキュリティは、2011年に設立され、東京・渋谷に本社を置く企業です。ネットワーク診断や自動車セキュリティ診断など幅広いサービスを提供し、業界での実績を積んでいます。

株式会社イエラエセキュリティは、情報セキュリティの最前線に立ち、革新を続けています。今後の彼らの動向から目が離せません。

会社情報

会社名
株式会社イエラエセキュリティ
住所
東京都千代田区神田司町2-7-2ミレーネ神田PREX 2F
電話番号

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