再生バッテリーで電源
2025-01-09 11:44:53

電気自動車の再生バッテリーを活用した新しいポータブル電源が登場

再生バッテリーを利用した革新的ポータブル電源



日産自動車株式会社(神奈川県横浜市)と、株式会社JVCケンウッド(同県横浜市)、フォーアールエナジー株式会社(横浜市)による共同プロジェクトが、環境への取り組みを背景に、再生バッテリーを活用したポータブル電源を開発しました。この製品は、日産の電気自動車「日産リーフ」の使用済みバッテリーを再利用し、持続可能な社会の実現に寄与することを目指しています。

このポータブル電源は、アウトドアや防災用途に最適で、車載使用も可能です。特徴的な点は、暑さや寒さに強く、長期保管にも対応していることです。災害時の非常用電源としても期待されており、再生バッテリーの高い残存性能と安全性を兼ね備えています。このような技術革新は、製造時のCO2排出を抑え、環境への負荷を軽減することにつながります。

デザインの意義



この製品は、3社の技術と知見が結集されており、サステナブルな未来に向けた強い理念が込められています。堅牢性とロングライフデザインをテーマとしており、誤動作防止や耐久性を考慮した形状が特徴です。また、収納式ハンドルと底面の指掛かり形状により、重量物でありながらも取り扱いやすさが配慮されています。このデザインは、キャンプや災害備蓄など、様々なシーンでの利用を想定しています。

社会的意義と期待



審査員からは、この製品が持続可能な社会を実現するための新たな解決策となりうる可能性が高いと評価されました。電気自動車用バッテリーの二次利用に対する期待も大きく、企業間の連携による社会的意義も重要視されています。原材料の循環利用やエネルギー効率の向上が求められる中、こうした取り組みは注目されるべきです。

展示情報



このポータブル電源は、1月16日(木)から20日(月)まで東京都港区のAXISギャラリーで開催される「JIDAデザインミュージアムセレクションVol.26」に展示されます。また、この選定事業は、公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会(JIDA)が主催し、毎年、優れたデザインを選出しています。今回、選定されたのは61点であり、リユースバッテリー内蔵のポータブル電源がその中に名を連ねたことは大きな成果です。

この取り組みを通じて、環境問題への対応や新たなエコデザインが広がることが期待されます。これからの持続可能な社会の構築に向けた一歩として、日産やJVCケンウッド、フォーアールエナジーの取り組みが注目を集めています。ぜひ、展示会でこの革新的な製品に触れてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社JVCケンウッド
住所
神奈川県横浜市神奈川区守屋町三丁目12番地
電話番号

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