別府のアートを楽しむ「杉乃井アートギャラリー」2025年まで開催

別府のアートを楽しむ「杉乃井アートギャラリー」開催中

大分県別府市に位置する「別府温泉杉乃井ホテル」は、2025年12月31日まで「杉乃井アートギャラリー」を開催しています。このイベントでは、地域にゆかりのあるアーティストや、美術を学ぶ学生たちの作品が展示されています。会場はホテルの「宙館」と「杉乃井パレス」間の屋内連絡通路で、隔月で新たな作品に入れ替わります。

アートを通じた地域活性化の取り組み

別府市は1998年から「別府アルゲリッチ音楽祭」をはじめ、アート振興や若手アーティストの発掘に力を入れています。市内の様々な取り組みを通じて、文化芸術の重要性が再認識され、地域の活性化を図っています。この流れを受け、杉乃井ホテルも地域の文化を支援するためにアートギャラリーの設立を決定。訪れるお客様に楽しんでもらう場を提供することを目指しています。

初回展示は「artworks TOMBOY」のTAGUCHI KYOKO氏の作品

初回展示として、2025年1月8日から2月末まで「artworks TOMBOY」のタグチキョウコ氏による作品が展示されます。TAGUCHI氏は、大分県立芸術文化短期大学を卒業し、2023年から本格的にアート活動を開始。廃棄される足場板をキャンバスに使用し、エポキシ樹脂の特性を活かした独自の作品を創り出しています。その作品は自然の情景を表現し、光によって異なる表情を見せるのが特徴です。

アート鑑賞の機会は多彩

このギャラリーは宿泊者だけでなく、日帰りでの訪問者にも開放されています。誰でも気軽にアートに触れることができる環境が整えられているため、別府の温泉訪問と併せて楽しむことができます。また、展示品は2～3か月ごとに入れ替わり、訪問する度に新たなアート作品に出会えるのも魅力です。

サステナビリティへの取り組み

杉乃井ホテルは、ORIX HOTELS & RESORTSの一部として、サステナビリティも重視しています。「脱炭素化」や「地域共生」を軸に、地域の企業や自治体との協力を進め、新しい観光資源を作り上げるプロジェクトも行っています。これにより、地域の魅力を発信し続け、来館者と地域との関係を深めています。