接待きっかけで始めたゴルフの継続率はわずか27%！その理由とは

ゴルフは多くのビジネスマンにとって、接待や仕事の付き合いを進める一手段であり、贅沢な趣味として位置づけられています。しかし、株式会社vivianeが運営するゴルフ情報サイト『ゴルフペディア』の調査結果によると、仕事の接待を理由にゴルフを始めた層の継続率は驚くべきことに27.3%と低迷しています。その一方で、パートナーや家族と一緒に始めた層は88.9%もの高い継続率を誇っています。このギャップはなぜ生まれるのでしょうか。

調査概要

本調査では、ゴルフを始めたきっかけによる継続状況を分析し、ゴルフ経験者53名に意識調査を行いました。結果は明確で、開始動機が継続に大きな影響を与えていることがわかりました。特に「仕事・接待」をきっかけにした場合、継続率はわずか27.3%であるのに対し、「パートナー・家族」をきっかけに始めた層は88.9%に達しました。この継続の差は3.3倍にもなります。

継続しにくい理由

調査の結果、ゴルフを辞めた理由として最も多かったのは「時間がない」と「費用が高い」というもので、共に約30%を占めています。特に、ビジネスマンが休日を利用してゴルフに出かける際に、時間的な余裕がないことが多く見受けられます。また、経済的負担も無視できません。経済的に厳しい状況になったことでゴルフを辞める選択をせざるを得ないと述べる回答者もいました。

対照的に、家族やパートナーと始めた層の回答者からは、「共に楽しめる趣味」としての意義や「健康の維持」といった前向きな意見が多く寄せられ、これが高い継続率に結びついているようです。

回答者のリアルな声

以下に、各きっかけで始めた方々のコメントを紹介します。

仕事・接待で始めた方の声

- 「休日にゴルフをする意味が分からない。」（20代男性）
- 「会社を辞め、そのために費用を捻出する余裕がなくなりました。」（60代男性）
- 「丸一日潰れるのが辛い。」（30代男性）

家族・パートナーで始めた方の声

- 「これが夫婦の趣味になり、続けていきたい。」（30代女性）
- 「ストレス発散になり、健康にも良いと実感しています。」（30代女性）

これらの声からも、仕事がきっかけとなった層と、家族がきっかけの層での考え方・価値観の違いが鮮明です。

継続のカギは何か？

調査では、離脱理由の中で「上達しない」という技術面に関する懸念はわずか7%という結果でした。ほとんどの人が「お金と時間」の問題を口にしています。ゴルフは技術を要するスポーツですが、時間と費用が安定しない場合、継続するモチベーションが低下するのは当然と言えます。

調査の意義

この調査は、特定の層だけでなく、幅広いゴルファーの意識を探る試みです。調査結果を持って、今後ゴルフ業界がどのような方向性を持つのか興味深いところです。特に、より多くの人がゴルフを楽しむための環境作りが求められています。例えば、家族や友人と一緒に楽しむためのイベントやキャンペーンが今後のキーポイントとなるかもしれません。