LOGIQがOpenJDKサポートサービスを開始
沖縄県那覇市に本社を置くLOGIQ株式会社は、Java実行環境の導入と運用を支援する新サービス「LOGIQ Universal Support for OpenJDK Ecosystem」を発表しました。このサービスは、2025年4月3日より提供開始され、複数のOpenJDKディストリビューションに対して中立的かつ包括的な支援を行います。
OpenJDKの課題
近年、企業がJavaを使用する際には多くの課題が浮上しています。「どのバージョンやディストリビューションを使用しているのか分からない」「セキュリティやライセンスに関するリスクが不透明」「最適な移行手段が不明」といった問題が多数存在し、これが企業のオペレーションに影響を及ぼすケースが増えています。LOGIQは、このような状況に対応するために、サービスを3つのフェーズに分けて支援を提供します。
サービスフェーズの詳細
1. Discovery Phase(現状調査)
現状調査では、Java実行環境のバージョンや依存関係、ライセンス状況の把握を行います。また、サーバーやクライアントにおける分布の可視化、セキュリティパッチ適用状況や脆弱性の確認とレポート作成を行います。
2. Migration Phase(移行支援)
このフェーズでは、PoC(概念実証)の支援を行い、Javaの互換性やパフォーマンスへの影響を評価します。さらに、多数のPC・サーバー環境への移行を効率化するための配布・自動化手法を提案し、移行計画を立ててリスクを最小化する支援も行います。
3. Maintenance Phase(運用支援)
運用支援では、各OpenJDKディストリビューションのLTSサポートの比較、ベンダーからのパッチや更新情報を継続的に提供し、日本語によるQA対応や運用ガイドの作成を行います。
定時対応のメリット
LOGIQは国内だけでなく、香港やエジプト・ニューカイロの拠点を活用し、時差を利用した「Follow The Sun」モデルを採用。これにより、日本国内のお客様には24時間年中無休のサポートを提供可能です。夜間や休日の障害対応、深夜帯のセキュリティアラートへの迅速な対応が可能となり、ビジネスの安定性に寄与します。
マルチリンガル対応
また、日本語と英語によるマルチリンガル体制を備え、国内外でのプロジェクトにおいてワンストップの保守を実現します。LOGIQは、国内の大手企業や金融機関など、Java実行環境を利用する様々な事業者に対して、OpenJDKの移行と安定運用を成功に導くリーディングカンパニーとして、この新サービスの推進を強化しています。
まとめ
LOGIQの新たな支援サービスは、企業のJava環境における課題を解決する強力なツールとなるでしょう。OpenJDKに関心のある企業は、ぜひこの機会にLOGIQのサービスを検討してみてはいかがでしょうか。