Floraと総医研ホールディングスが女性の健康支援で提携

女性の健康向上に向けた新たな提携

Flora株式会社と株式会社総医研ホールディングスは、業務提携を締結し、女性の健康に特化した包括的な支援サービスを構築することになりました。この提携により、Floraのヘルスケアアプリ「Wellflow」と総医研が運営するオンライン健康相談サービスが相互に連携し、PMS（生理前症候群）、更年期、妊活などの課題に対する支援が強化されます。

提携の背景

女性の健康における課題は多岐にわたり、特に月経や妊娠、更年期などは日常生活に大きな影響を及ぼす要素です。それを受けて、両社はこの提携を通じて、より包括的な支援を提供する必要性を感じていました。新サービスは、相談・診療・セルフケア支援を一体的に提供し、健康保険組合や企業にとっての健康経営の促進に寄与することを目指しています。

Wellflowの機能

Floraが開発したWellflowは、女性特有の健康課題に向けた法人向けヘルスケアアプリです。主な機能には、体調記録とAIチャット相談があり、ユーザーは自身のホルモン周期や体調の変化を記録し、24時間365日、専門医師に相談することができます。また、簡易チェックや啓発コンテンツも提供されており、女性が自らの健康を把握しやすくなっています。

別途、福利厚生機能として検査やサプリに使えるクーポンも配布され、企業内での制度発信にも対応しています。さらに、男性向けのコンテンツも用意されており、パートナーへの理解を深めることができます。

Expert事業の展開

Floraは、本提携を契機として調査・製品開発支援サービス「Expert」の展開も進める予定です。この事業は、女性の健康データを活用し、企業に対する研究支援やマーケティング調査、コンテンツの設計や研修プログラムの支援などを行います。これにより、市場における女性ヘルスケア関連事業の発展が期待されています。

総医研ホールディングスの役割

総医研ホールディングスは、医科学の研究成果を事業化し、人々の健康で安全な生活に寄与することを理念に掲げ、多様な事業を展開しています。本提携により、専門医のネットワークを活かした医療サービスの提供や、健康経営を推進するための支援が行われる予定です。

この業務提携は、女性の健康課題を軽減し、より良いライフスタイルを実現するための重要な一歩となるでしょう。また、企業や健康保険組合においても、積極的な取り組みが促されることが期待されています。