父娘経営の快挙
2018-02-07 20:25:56

熊本から世界へ!父娘の思いが結実したメンズブティックの快挙

熊本から世界へ!父娘の思いが結実したメンズブティックの快挙



熊本市で1986年に始まったメンズブティック「日子」は、家族経営の温かみと共に成長を遂げてきました。創業者の中村哲彦氏とその娘、響子さんは、地元の強い思いを込め、2016年には東京・銀座に新店舗「HIKO銀座」をオープンしました。ただし、この店舗の誕生までには、熊本地震という予期せぬ試練を乗り越えなければなりませんでした。

熊本地震の試練



日子が創業30周年を迎えた年の4月、熊本地震が発生しました。店舗は半壊し、自宅も被災。中村親子は一時的に車中泊を余儀なくされました。地震の衝撃に打ちひしがれながらも、彼らは「起きたことは変えられない。だからこの地震をバネに飛躍しよう」と一致団結。震災から半年後、銀座に新たな店舗をオープンさせることを決意しました。

顧客と支援者からの力



余震や新店舗の出店に伴う焦りの日々のなかで、中村氏と響子さんを支える言葉がありました。「私たちもあきらめないから、日子も頑張れ」という顧客の応援や、Tecknomonster社の創業者ジャコモ・ヴァレンティーニ氏が寄せた支援の言葉が、彼らの心に灯をともしました。「私たちにできることは何でもする」という声に励まされ、日々貪欲に新たな商品を揃えました。

HIKO銀座の誕生と成長



新店舗「HIKO銀座」は、銀座2丁目に位置し、世界中から集めた高級ブランドを取り揃えています。特にフランスのZILLIなど、日本での取り扱いが極めて少ないブランドも多く揃え、店内には数百万円から1000万円を超える商品が並びます。HIKO銀座は、富裕層向けメディアやメンズファッション誌にも取り上げられ、「日本で一番ラグジュアリーなセレクトショップ」として名を遂げています。

Tecknomonster社との関係



HIKO銀座の成長には、Tecknomonster社との強い連携も大きな要因です。ジャコモ・ヴァレンティーニ氏は、日本での人気ブランド「オロビアンコ」の創業者でもあり、高級スーツケースやバッグの開発を手掛けています。特にカーボンファイバーを使用したラゲッジは、その革新的な技術で注目を集めています。HIKO銀座では、Tecknomonster社の製品を常設販売し、カスタムオーダーにも応じています。

栄光の受賞



HIKO銀座は、その革新的な取り組みが評価され、2017年に「Best Bespoke Award」を受賞しました。この賞は、お客様のために優れたアイテムを提案・販売した店舗に贈られます。賞を授与したジャコモ・ヴァレンティーニ氏は、日子の親子の努力と復興の姿勢に深く感銘を受け、彼らに栄誉が与えられたことを称賛しました。

終わりに



困難を乗り越えた中村親子が一緒に築いたHIKO銀座は、単なる店舗ではなく、彼らの情熱と絆を象徴する場所です。これからの彼らの活躍に、さらなる期待が寄せられています。

会社情報

会社名
有限会社 日子
住所
東京都中央区銀座2丁目8-17ハビウル銀座Ⅱ 2階
電話番号
03-6264-4450

トピックス(エンタメ)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。