神奈川県で新たなアルコール飲料開発!
神奈川県が掲げるオープンイノベーションプログラム「BAK2024」において、注目の新しいアルコール飲料が誕生しました。それが『MILK MOON(ミルク ムーン)』です。このプロジェクトは、株式会社Beer the Firstと株式会社明治の連携によって実現したもので、乳製品の生産過程で発生する副次原料を有効活用した環境に優しい飲料です。開発されるこの飲料は、2025年3月中旬から全国のスーパーや小売店で販売が開始される予定です。
『MILK MOON』の試み
『MILK MOON』は、乳製品の製造工程で生成されるSNF(無脂乳固形分)原料を活用しています。これまで、SNF原料はバターなどの乳製品に使われてきましたが、その需要は限られていました。このプロジェクトでは、そのSNF原料をアップサイクルして新しいアルコール飲料を生み出すことを目指しています。乳製品の持っているまろやかさを残しつつ、これまでにはない新しい味わいを追求しているのです。
環境への貢献
『MILK MOON』の開発は単に新しい飲み物を作るだけでなく、環境への配慮も含まれています。廃棄物削減やフードロスを意識したこのプロジェクトは、乳製品業界や地域経済に持続可能な貢献をもたらすことが期待されています。具体的には、アップサイクルを通じて地域の農業や乳業における経済循環を活性化します。
商品概要
- - 商品名: MILK MOON(ミルク ムーン)
- - 特徴: 国内産の乳原料を10%使用し、はちみつを加え、まろやかで高級感ある味わいを実現。
- - アルコール度数: 3%
- - 内容量: 350ml
- - 価格: オープン価格(販売時に決定)
- - 販売開始時期: 2025年3月中旬
ターゲット層
この飲料は特にZ世代の女性(22歳~28歳)をターゲットに設計されており、時代に合ったトレンドやニーズに応えています。彼女たちにとって、アルコールを楽しみながらも環境に配慮した商品であることは大きな魅力です。
販売戦略
販売開始前には、一般向けの試飲会が行われる予定です。2月22日と23日に横浜のシァル桜木町で開催され、この機会に多くの人々が直接『MILK MOON』を味わえるチャンスとなります。選ばれた場所での試飲会を通じて、参加者からのフィードバックを受け取り、商品改良に繋げていく考えです。
未来へ向けた展開
このプロジェクトは『MILK MOON』だけでなく、廃棄間近の食材やSNF原料を使用したノンアルコールドリンクの開発も予定されています。これにより、さらなるフードロスの削減と若者をターゲットにした新たな飲料市場の開拓が期待されています。
まとめ
神奈川県のBAKプログラムの成果として生まれた『MILK MOON』は、環境に優しく、地域を支える新たなビールとして多くの人々の注目を集めることでしょう。来たる2025年に向け、どのような進化を遂げていくのか、その道のりから目が離せません。