セノンとマクニカが提携し新しい警備サービスを開始
株式会社セノン(本社:東京都新宿区)と株式会社マクニカ(本社:神奈川県横浜市)は、革新的な警備サービスの社会実装に向けて業務提携しました。この提携により、それぞれの知見と技術を融合させ、これまでにない警備ソリューションを提供することを目指します。
背景にある問題と狙い
現在、日本には1万社以上の警備会社が存在し、約59万人の警備員が活動しています。警備業務は、施設警備や交通誘導だけでなく、空港や原子力発電所といった重要施設の警備、大規模災害への対応など、多岐にわたり人々の安全を確保する重要な役割を担っています。しかし、深刻な人材不足と人件費の高騰が同時に進行しており、この業界全体が持続可能なサービスを提供することが困難になりつつあります。
こうした状況を受けて、セノンとマクニカは、人間の力に加え、最新のテクノロジーを取り入れることで、警備業務の革新を図ることが不可欠だと認識しました。業務提携を通じて、双方の強みを活かし合い、新しいセキュリティの形を模索していきます。
具体的な取り組み
提携の第一歩として、マクニカが提供するAI異常検知ソリューション「icetana(アイセタナ)」を活用した新たな警備サービスの開発が開始されます。このシステムは、自律学習型のAIがカメラ映像から通常の環境状態を学び、異常事態が発生した際には瞬時に警備員に通知することが可能です。これにより、警備業務の効率を大幅に向上させることを目指しています。
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未来への展望
この提携は、単に新しい警備サービスを提供するだけでなく、安全で快適な社会の実現にも貢献することを目的としています。株式会社セノンの代表取締役社長、澤本泉氏は、今回の業務提携を「マクニカの先進的な技術とセノンの強固な警備サービスが組み合わさることで、業界に革新をもたらすことを期待しています」とコメントしています。
一方、株式会社マクニカの伊藤啓介氏も、「セノンの専門知識と我々の技術を融合させることで、より安全・安心な社会の実現に寄与したい」との意気込みを語りました。
このように、両社は今後も多方面での連携を図りながら、警備業界の課題解決に取り組んでいく構えです。両社の協力によって生まれる新しい警備サービスが、私たちの社会にどのような変化をもたらすのか、今後の展開から目が離せません。
問い合わせ先
TEL:03-3348-7111
- - 株式会社マクニカクラビス カンパニー 製品担当
TEL:045-470-9821
会社情報
株式会社セノン
セノンは、官公庁や複合施設、空港などに対して多岐にわたる警備サービスを提供している企業です。また、ビルメンテナンスや医療関連業務など、警備以外の事業も展開し、業務のDX化にも積極的に取り組んでいます。
詳しくはセノンの公式サイトへ
株式会社マクニカ
マクニカは、半導体やサイバーセキュリティを中心に、先端技術を用いたサービスとソリューションを提供しています。国内外で多くの拠点を持ち、AIやIoTの発展にも即した技術提案を行っています。
詳しくはマクニカの公式サイトへ