緑園義務教育学校が表彰
2024年9月27日、株式会社ポプラ社は緑園義務教育学校(前期課程)を表彰しました。この表彰は、同校がポプラ社が提供する読み放題型電子図書館「Yomokka!」での読書量が全国一位であったことを受けたものです。横浜市の教育委員会とポプラ社は、子どもたちの読書機会の充実を目指し、2023年7月に連携協定を締結。9つの学校でこのサービスを試行導入しています。
表彰の理由と成果
緑園義務教育学校では、試行導入初月の2023年8月に合計23,408冊の電子書籍を読んだ結果、導入校の中で最も優れた成果を収めました。同校の教職員は児童へのアカウント配布を迅速に行い、積極的に「Yomokka!」の利用を促進しました。その結果、子どもたちの読書量が飛躍的に向上し、このたびの表彰に繋がりました。
表彰式の様子
表彰式は緑園義務教育学校の図書館で行われ、ポプラ社の代表取締役社長加藤裕樹氏から賞状が授与されました。校長の野口弘之氏は、「この表彰は児童たちの努力の結果であり、今後も読書を楽しむ文化を育てていきたい」と語りました。また、児童からも「授業でのプレゼンに役立っている」といった声が聞かれ、家族からは「紙の本はあまり読まないが、電子書籍は楽しんでいる」との好評も寄せられています。
「Yomokka!」の役割
「Yomokka!」は、こどもたちが自由に電子書籍を読むことができる環境を提供するためのプラットフォームです。このサービスは、複数の児童が同時に同じ本を読めるシステムを採用しており、学習や調べ学習、自由な読書時間を楽しむために大変便利です。ポプラ社は、子どもたちの興味を引く多様な本を44社以上から提供しており、4380冊以上の作品がラインナップされています。
読書環境の未来
教育関係者は、電子書籍の導入が子どもたちの読書体験をより豊かにし、教育の幅を広げていくことに期待を寄せています。ポプラ社と横浜市は、今後も連携を強化し、子どもたちがより多くの本に出会える環境を整えていく方針です。これにより、電子書籍と紙の本の両方が共存する新しい読書文化の確立が目指されます。将来的には、すべての子どもたちが本を読むことを楽しめる社会の実現に向けて進んでいくことでしょう。