渋谷区、電柱の落書き消去に向けた新協定を締結
2023年6月2日、渋谷区(区長:長谷部健)は、東京電力パワーグリッド株式会社渋谷支社(支社長:引馬洋子)および東日本電信電話株式会社東京南支店(支店長:米沢 忠大)と「電柱等の落書き消去に係る協定」を締結しました。この協定により、区内の電柱や電話ボックスへの落書き消去に加え、地上機器等の迅速な消去体制が整備され、落書きのない美しい街づくりが進められます。
取り組みの背景
渋谷区では、落書きに対する課題を解決するために、令和3年度から「落書き対策プロジェクト」を開始しました。区を主導とし、消去活動を行うとともに、地域の協力を得るための啓発活動も展開しています。令和6年度からは「落書き対策プロジェクト セカンドステージ」として、地域全体での取り組みを強化する「らくがき消去サポーター事業(らくサポ)」も立ち上げました。
このプロジェクトにより、区民、企業、ボランティア団体と連携して、約15,000平方メートルの落書きが消去されています。特に、電柱に関する協力は重要であり、東京電力およびNTT東日本と連携して行われてきましたが、電柱だけでなく、電話ボックスや地上機器に目を向ける必要もあるとの認識から、共同の協定が形成されました。
新協定の内容
本協定では、電柱の落書き消去だけでなく、地上機器や電話ボックスの落書きに対しても、迅速な消去が可能となる体制が構築されます。具体的には、東京電力とNTT東日本が責任を持ち、これらの管理者と連携しながら渋谷区および「らくサポ」による消去活動が行われます。このように、地域一体となった取り組みを進めることで、落書きの被害を最小限に抑え、誰もが快適に過ごせる空間を提供しようという試みがなされます。
地上機器と電話ボックスの現状
かつては、落書きの被害が顕著だった地上機器や電話ボックス。しかし、この協定の締結により、これらの施設も含めて迅速に消去する体制が整ったことで、今後ますます美しい街並みが期待されます。
また、この取り組みは地域コミュニティの活性にも寄与し、参加する市民や団体がヒーローとして地域を変えていく力となるでしょう。渋谷区は、このプロジェクトを通じて、持続可能な美しい街づくりを目指し、ますます多彩な取り組みを進めていくことが求められます。
結論
今後も渋谷区は、東京電力やNTT東日本と連携しながら、地域の美観を保ち、誰もが誇れる街づくりに努めていきます。この新たな協力関係を通じて、落書きのない清潔な環境が皆さまに提供されることを心より期待しています。
詳細については、
落書き消去に係る環境整備事業についてをご覧ください。