鳥羽商船高専の防災活動
2025-11-07 17:06:46

鳥羽商船高専が地域と連携し災害時の支援体制を強化する取り組み

鳥羽商船高専が地域と連携



概要


三重県鳥羽市に位置する鳥羽商船高等専門学校(以下、鳥羽商船高専)は、災害時における練習船「鳥羽丸」の活用方法について、地域の関係者と意見を交換しています。特に重要なのは、海からの支援体制をどう構築するかという点で、さまざまな視点から議論が展開されています。

災害支援のための意見交換


2023年9月24日、鳥羽商船高専では、鳥羽海上保安部と三重県議の野村保夫氏との間で会議が行われました。この中では、三重県特有の地理的特性を考慮しながら、海上からの支援体制について具体的な提案がなされました。特に、練習船「鳥羽丸」と桟橋を中心とした支援拠点の可能性が話し合われました。

10月10日には、三重県防災対策部との意見交換が行われ、能登半島地震で得られたノウハウをもとに、「鳥羽丸」の利用方法についての協議が行われました。今後は、海からの救援活動を視野に入れた訓練を計画しています。

「鳥羽丸」の災害対応機能


令和7年3月には新たな練習船「鳥羽丸」が完成し、災害支援機能が追加されました。同船は、地域の防災活動に大きく寄与することが期待されています。また、鳥羽商船高専の桟橋も改修が進められ、災害支援に耐えられる設備として整備されています。これにより、緊急時に地域と連携した迅速な支援が可能となります。

地域との連携を強化


古山校長は、「陸上での支援が難しい場合には、練習船『鳥羽丸』を積極的に活用してほしい」と語り、今後も地域との協力を強化しながら支援体制を整えていく意向を示しました。

鳥羽商船高専の歴史


鳥羽商船高専は1875年に設立され、日本における商船系高専の中で最も歴史がある教育機関として、生徒に科学的知識や高度な技術を習得させ、社会に貢献できる人材を育成しています。商船学科と情報機械システム工学科の二つの専門性を生かし、地域だけでなく国内外で広く活躍できる技術者を育てています。

このように、鳥羽商船高専は地域とともに防災活動に取り組み、未来の支援体系を築くために努力を続けています。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
独立行政法人国立高等専門学校機構
住所
東京都八王子市東浅川町701-2
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。