大阪・関西万博における観光サービス『OSAMPO』
2025年に開催される大阪・関西万博では、未来の人とモビリティが共存する姿を実現するための画期的なプログラムが展開されます。特に注目を集めるのがトヨタ・コニック・プロ株式会社による周遊観光サービス『OSAMPO(おさんぽ)』です。これは、大阪市が主催する「御堂筋みちの未来体験EXPO」の一環として、御堂筋を探索する新しい形の観光体験を提供します。
歩行領域BEV『C+walk』の特長
本サービスでは、TOYOTAの歩行領域BEVである『C+walk』が使用されます。『C+walk』は立ち乗り型の『C+walk T』と座り乗り型の『C+walk S』の2モデルがあり、それぞれ最高速度が6km/hで、移動が非常に快適です。これにより、利用者はお散歩感覚で御堂筋を巡り、その美しい景観や文化を楽しむことができます。
AI音声ガイドによる観光案内
『OSAMPO in Art Walk御堂筋』では、AI音声ガイド「ミライ」による観光案内が大きな魅力です。このAIは、位置情報に基づいて御堂筋の歴史や周辺の名所についての豆知識を提供し、より深い理解を得ながらその土地を楽しむことができます。観光客は自らのスマートフォンを使用して、音声ガイドアプリにアクセスし、インタラクティブに情報を得られる仕組みです。
このように、AI音声ガイドと電動モビリティを組み合わせることで、ただの観光地巡りに留まらず、参加者が自らの足で未来の街を感じる新体験が可能となります。
プログラムの詳細情報
『OSAMPO』の実施期間は2025年5月8日から5月12日までの5日間で、毎日11時から17時まで行われます。雨天の場合は中止となりますので、ご注意下さい。また、利用者には身長140cm以上、体重100kg以下という条件がありますが、運転免許は不要です。
サステイナビリティと未来志向
トヨタ・コニック・プロは、この試みを通じて「Mobility for All」という理念を掲げています。安全で快適な移動を実現し、すべての人々の生活を豊かにすることを目指しており、歩行領域BEVはその代表的な存在となっています。御堂筋エリアを新しい時代の「人中心の道路空間」とするための一歩でもあります。
将来的に、トヨタは持続可能な未来に向けての挑戦を続け、すべての人に幸せをもたらすための取り組みを深化させていく考えです。
このような新しい観光体験は、従来の観光の枠を超えた未来志向のアプローチとして、今後の観光の在り方を変える可能性を秘めています。大阪の街がどのように進化していくのか、今から期待が高まります。