プルーフポイント、Hornetsecurityの買収完了でセキュリティ強化へ
プルーフポイント、Hornetsecurityの買収完了で新たなセキュリティ基準を構築
2025年5月15日、米カリフォルニア州サニーベールとドイツ・ハノーファーにおいて、サイバーセキュリティのリーダーであるプルーフポイントは、Hornetsecurityの買収に関する最終契約を締結しました。この戦略的な買収は、あらゆる規模の企業に対してHuman-Centricセキュリティソリューションを提供するという同社の使命をさらに強化する重要な一歩であると言えます。
Hornetsecurityは、ヨーロッパにおいてシェアを拡大しているM365向けの独自のクラウドセキュリティソリューションを展開しており、この買収により、プルーフポイントはMSP(マネージドサービスプロバイダー)を通じて中小企業(SMB)への影響力を大幅に拡充することが可能になります。これによって、すべての組織が人とデータを保護し、安心して業務を行うことができる環境を整えることを目指しています。
Hornetsecurityは、年間経常収益(ARR)が1億6,000万ドル以上、前年比20%以上の成長を記録しており、「ルール・オブ・60」を上回るパフォーマンスを誇ります。この実績は、健全な市場需要と優れた業務運営を示しています。Hornetsecurityの技術とプルーフポイントのグローバルなリーダーシップが融合することで、両社は志を共有し、より多くの企業を守るための基盤を築いていくことになります。
Hornetsecurityは、12,000を超えるチャネルパートナーと125,000以上の中小企業顧客を誇るビジネスです。一方、プルーフポイントはFortune 100企業の85%、Fortune 1000企業の過半数に選ばれる世界的なエンタープライズ向けセキュリティのリーダーであり、企業は両者が提供する新たなセキュリティ基準を通じて、あらゆる脅威から人やデータを守ることができるようになります。
プルーフポイントのCEO、スミット・ダーワン氏は、「攻撃者がますます高度化しており、企業には人を守るセキュリティが必要です。Hornetsecurityの技術を活用することで、MSPや中小企業のニーズにさらに応えることができる」と述べています。この買収により、両社はHuman-Centricセキュリティプラットフォームを強化し、グローバルな成長戦略の一環として欧州市場への投資を続ける意向を示しています。
Hornetsecurityの創業者兼CEO、ダニエル・ホフマン氏も「私たちのプラットフォームを通じて多くのMSPが中小企業にエンタープライズグレードの保護を提供できるようになる。この統合は、M365セキュリティサービスの最強体制を築くための自然なステップだ」とコメントしています。
また、Hornetsecurityの主力製品である「365 Total Protection」は、M365向けとして最も包括的なクラウドセキュリティソリューションです。これにより、MSPが高度なメールセキュリティやバックアップ、セキュリティ意識向上のためのトレーニングなど、統合サービスをマルチテナント形式で提供できるようになります。この製品のさらなる革新が期待されています。
買収が完了した後、プルーフポイントはHornetsecurityのプラットフォームを活用し、世界中のMSPおよびその顧客にサービスを展開する計画です。これにより、全ての組織の人、データ、業務を保護するという使命をさらに推進していく意向です。
プルーフポイントとHornetsecurityの経営チームは、今後もそれぞれのビジョンを推進しながら、次世代のサイバーセキュリティソリューションを提供するためのイノベーションを加速させていきます。これにより、安心安全なデジタル環境が整備され、企業が成長するための基盤が強化されることでしょう。今回の買収は、慣例的なクロージング条件に従い、2025年後半に完了する予定です。取引の詳細については非公開となっています。
会社情報
- 会社名
-
日本プルーフポイント株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内1丁目8−3 丸の内トラストタワー 本館 5階
- 電話番号
-
03-6897-8766