建設業界の調達業務課題
2023-12-05 11:00:03
建設業界の物品調達、デジタル化の遅れが明らかに!紙カタログへの依存と業務効率化の課題
建設業界の物品調達、デジタル化の遅れが明らかに!紙カタログへの依存と業務効率化の課題
近年、建設業界を取り巻く環境は大きく変化しています。人手不足や2024年問題など、多くの課題を抱える中、業務効率化は喫緊の課題となっています。その中でも、多くの時間を費やす物品調達業務の現状を調査した結果、意外な事実が明らかになりました。
紙カタログへの意外な依存
従業員数100名~1000名未満の建設会社304社を対象とした調査によると、実に約半数の企業が物品(間接資材)の発注業務に紙のカタログを使用していることが判明しました。その理由は「使い慣れている」が最も多く、長年培われた慣習がデジタル化の妨げになっていることがわかります。
しかし、紙カタログには多くの不便さが指摘されています。調査では、「多数の物品を探す手間が膨大」「大きくて場所を取る」「現場で欲しい商品の確認ができない」といった声が多数上がりました。現場作業に支障をきたすケースもあるようです。
デジタル化へのニーズの高まり
一方で、デジタルカタログの利用は増加傾向にあり、7割以上の企業が利用しています。この結果から、建設業界においてもデジタル化へのニーズは高く、効率化への強い願望があることがわかります。
紙カタログとデジタルカタログの利点を組み合わせたサービスへの期待も大きいようです。調査では、約8割の企業が、紙とWebの両方から商品閲覧ができ、現場用品も充実しているオフィス用品通販サービスの利用を希望しています。
業務効率化の重要性と課題
調査では、物品調達業務における課題として、「伝票や請求書管理の手間」「予算や納期の管理の難しさ」「複数の店舗やサイトを利用する必要性」などが挙げられました。これらの課題は、業務の属人化や非効率な作業によって生じていることが推測されます。
さらに、自由回答からは、「物品管理に人材や予算がかかりすぎる」「担当者しか管理の仕方がわからない」といった声も聞かれ、人材育成や業務標準化の遅れが、デジタル化の妨げになっている可能性も示唆されました。
プラス株式会社「スマートオフィス」の提案
これらの課題を解決するため、プラス株式会社が運営する法人向けオフィス用品通販サービス「スマートオフィス」が注目を集めています。「スマートオフィス」は、紙とWebの両方から商品閲覧が可能で、現場用品等の品揃えも充実。必要なものが一つのサイトに揃っているため、業務効率化に大きく貢献できると期待されています。
加えて、承認機能や予算管理機能を搭載することで、発注業務の効率化、時短化を実現し、従業員は本来業務に集中できるようになります。2024年問題への対応策としても有効な購買方法の提案も行っているのも大きなポイントです。
まとめ
建設業界の物品調達業務は、デジタル化が遅れている現状があり、多くの課題を抱えています。しかし、デジタル化へのニーズは高く、適切なサービスの導入によって、業務効率化、コスト削減、人材育成といった課題解決に繋がる可能性を秘めています。「スマートオフィス」のようなサービスは、建設業界の変革を促進する重要な役割を担うと考えられます。
今後、建設業界におけるデジタル化はますます加速していくと予想されます。企業は、現状の課題を認識し、積極的にデジタル化に取り組むことで、競争力を高め、持続可能な成長を実現していく必要があるでしょう。
会社情報
- 会社名
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プラス株式会社
- 住所
- 東京都港区虎ノ門4-1-28虎ノ門タワーズオフィス12階
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