2024パリ五輪に際しての大規模調査
産業能率大学スポーツマネジメント研究所が実施した大規模な調査を通じて、2024年7月26日に開幕するパリ五輪に対する国民の興味や期待が明らかになりました。この調査は、国内在住の20歳から69歳までの男女1万人を対象に、7月16日から18日の期間に行われました。
注目競技の結果
調査では、参加者に特に楽しみにしている競技を選んでもらうプロセスが設けられました。その結果、最も注目された競技は「バレーボール」で、続いて「バスケットボール」、「柔道」が続くという結果となりました。特にバレーボールとバスケットボールは最近の五輪でも高い注目を集めており、その人気が続いていることが伺えます。
この調査で注目された競技は、他にもある多くのオリンピック競技に対しても視聴者の期待や楽しみが異なっていることが特徴的でした。様々な競技が多くの人々の心を捉え、個別の楽しみがあることが浮き彫りになりました。
日本代表選手への注目
次に、調査対象となった日本代表選手に関する結果も注目に値します。対象となった選手は246名。参加者はまず知っている選手をリストアップし、次に特に気になっている選手を選び、最後に各選手の最高順位を予想するというプロセスで情報が集められました。
この中で、最も認知度が高かった選手は「平野美宇」選手でしたが、特定の年齢層においては「大坂なおみ」選手が高い人気を誇ることが明らかになりました。また、女子50代では「池江璃花子」選手が圧倒的な支持を受けていることも注目されています。
さらに、選手個々の注目度や金メダル予想に関するデータも収集され、明確に支持を受けている選手がいることが分かりました。金メダルを予想されている選手は多岐にわたり、選手の知名度とは異なる懐かしい魅力がそこで感じられます。
地元からの応援
選手の出身地に着目すると、地元の関心が高い選手がいくつかいます。特に、出身地からの注目度が20%以上の選手が特定され、その選手への熱い応援の声が数多く寄せられていました。これは地域におけるスポーツの利活用や国民意識にも影響を与えるものであり、さらなる活性化が期待されます。
調査概要
この調査は、インターネットリサーチを用いて行われ、正確なデータを反映するために総務省の最新人口データに基づいた対象者の選定が行われました。研究所の中川所長のもと、さまざまな研究者が協力し、多面的なアプローチで国民の意識を探る貴重な調査結果となりました。
このように、2024パリ五輪に向けた事前の調査は、競技や選手に対する期待や関心を把握する上で重要な指標となっています。今後の五輪に向けてこのデータがどのように生かされていくのか、注目が集まります。