TBCグループ、経費精算の新システム導入でペーパーレス化を実現へ

TBCグループ、経費精算システムの導入で業務効率化を実現

はじめに

TBCグループ株式会社が2025年5月に経費精算システム「楽楽精算」の導入を予定しています。このシステムの導入により、年間3万件以上のペーパーレス化とコスト削減を狙います。

経費精算の現状と課題

TBCグループは、186店舗のエステティックサロンを展開しており、スタッフの交通費や備品購入に伴う経費精算が年間3万件にも上ります。しかし、従来の紙ベースの運用には多くの課題がありました。申請フォーマットの印刷から始まり、手書きでの記入、領収書の貼り付け、そして本社への郵送という手間が発生しているのです。

さらに、経理部門は目視でチェックを行うため、記入ミスや領収書の添付漏れといった問題に直面しており、申請者への確認や修正の手間も増大しています。電子帳簿保存法への対応も課題で、処理が完了した書類は段ボールに保管され、管理が非常に煩雑でした。

新システム「楽楽精算」の導入

「楽楽精算」を導入することでTBCグループは、以下の効果を期待しています：

- ペーパーレス化とコスト削減：電子化により、年間3万件以上の紙の経費精算書が不要になり、コストを大幅に削減できます。
- 業務効率化：申請ミスを防ぐ機能があるため、チェックや差し戻しの手間が軽減されます。また、自動仕訳や会計ソフトとの連携により、転記作業も不要なります。
- 法律への対応：「楽楽精算」は電子帳簿保存法に準拠しているため、申請時にアップロードされた領収書は法的に問題なく保存されます。これにより、紙の書類を保管する必要がなくなります。

経理部の評価と今後の展望

TBCグループの経理部門の担当者は、「楽楽精算」の直感的な使いやすさが決め手になったと語っています。従来のレイアウトに近い設計により、システムに不慣れな社員でも簡単に利用できる期待が高まっているようです。

2025年5月からの運用開始時点では、本社の社員が最初に「楽楽精算」を利用し、最終的には全国のスタッフ約2,500名へと拡大される予定です。これにより、年間の紙の経費精算書が完全になくなることが見込まれています。また、今後は小口現金の精算も銀行振り込みへと切り替えることで、経理業務のさらなる効率化が図られます。

まとめ

TBCグループ株式会社の経費精算システム「楽楽精算」の導入は、ペーパーレス化やコスト削減、業務効率化といった多くの利点をもたらします。この取り組みを通じて、申請者も経理担当者もより良い環境で業務を行えるようになるでしょう。TBCグループは、今後も「お客様の美しさと健康の追求」をテーマに多岐にわたる事業を展開し、業務の効率化を進めていくことが期待されます。