転記作業を排除する!新商品情報管理システム「monolyst」発表

「monolyst」の登場で工具卸業界が変わる

株式会社monolyst（東京都渋谷区、伊関洋介代表取締役）は、2025年4月2日より新たな商品情報管理システム「monolyst」をリリースすると発表しました。このシステムは、工具卸業界の長年の課題である転記作業を大幅に削減することを目的としています。現代のビジネス環境において、業務のデジタルトランスフォーメーション（DX）は避けて通れないテーマです。しかし、老朽化した基幹システムとIT人材の不足がその障害となっています。特に工具卸業界では、品番や価格は基幹システムで管理されているものの、カタログに必要なスペック情報や画像が不足しているのが現実です。

現在の課題

従来、工具卸業界では、顧客からの受注は電話やファックスによって行われていました。これは業務の非効率性を招き、企業競争力を低下させる要因となっています。基本的な情報は管理されていても、必要な商品情報が整っていなければ、現代のウェブ上での競争に生き残ることは困難です。業界内には約10万社の卸業者が存在し、それぞれが多様な商品を取り扱っていますが、情報管理の課題は深刻です。

このような背景を踏まえ、monolystは転記レスの商品情報管理システムとして、企業のデジタル化を促進します。業務のデジタル化が遅れている企業にとって、これは画期的なソリューションです。業務の大幅な効率化が期待されると共に、企業の競争力を向上させる手助けをします。

「monolyst」の機能

1. 自動解析機能

「monolyst」では、従来の紙カタログをアップロードするだけで、AIが自動的に商品マスタを作成します。これにより、品名や品番、さらにはスペック情報、用途、特長を瞬時に解析し、カタログ内の図面も自動で保存されます。

2. 商品マスタへの情報整理

スペック情報や商品画像を容易に関連付けて管理できるため、テキストと画像をセットで確認することができます。これにより、シリーズやカテゴリー管理も行いやすくなり、モノづくり産業向け特有の機能を搭載しています。

3. デジタルカタログの生成

商品マスタに基づくデジタルカタログが自動生成され、詳細な条件で検索可能です。たとえば、「直径XX、全長YY」などの検索条件を設定し、必要な製品をすぐに見つけることができます。

期待される活用業界

「monolyst」は、工具卸業界にとどまらず、建材卸や自動車部品卸など、さまざまな業種での活用が期待されています。具体的には、紙カタログの情報転記やスペックのデジタル化、ウェブ受注システムの整備など多岐にわたります。

すでに2024年11月にはクローズドβ版が20社に導入されており、実際に業務の効率化を実感した企業からも高評価を得ています。「製品開発スピードが飛躍的に向上しました」との声も寄せられています。