量り売りでエコを実現する「斗々屋」オンライン講座が開講

環境に優しい量り売りの可能性

大阪を拠点にする有限会社Papillon d’Orが展開する量り売りブランド「斗々屋」は、国内での環境負荷を減らす取り組みとして「量り売り事業」を推進しています。2019年には東京・渋谷にオープンしたオーガニック食材の量り売り専門店「nue by Totoya」の成功体験を元に、既存の店舗や新規事業向けに量り売り導入をサポートするプロジェクト『Zero Waste Shopping System』を開始しました。そしてこのたび、ゼロウェイストのショップ開業を目指す方々のために「ゼロから始めるゼロウェイストショップ」というオンライン講座を開講しました。

オンライン講座の内容

この講座は、量り売り事業を始めたいが何から手を付ければよいか分からない多くの人々からの要望を受けて誕生しました。参加者は、事業企画や資金調達、衛生管理、マーケティング戦略など、約30のテーマに沿って学ぶことができます。受講者は自分のペースで進められるため、忙しい方でも十分に取り組むことができます。

また、講座修了後には斗々屋が他の量り売り事業者とつながるネットワークを設ける予定で、継続的なサポートも受けられる環境が整っています。これにより、受講生は自身のビジネスをさらに拡大するための支援を受けることができるのです。

nue by Totoyaの成功事例

「ゼロから始めるゼロウェイストショップ」での講座は、nue by Totoyaの運営知識を基にしています。この店舗は、環境に優しい量り売りの形を模索しながら、実際に運営をしています。瓶のデポジット制度やリターンバッグ制といったシステムを導入し、フードロスを減少させるためのノウハウを確立してきました。対応・運営にあたる堀真理子さんは、環境に対する意識の高まりを受けて多くのお問い合わせをいただいたことを明かし、持続可能な形でのビジネスサポートを提供予定であると期待を寄せています。

未来への取り組み

斗々屋としての今後のビジョンは、量り売りを通じて環境に配慮した経済活動を拡大させることです。消費者が感じる不便を解消し、楽しくゴミを減らすライフスタイルを提供することが目標です。全国の店舗と協力しながら、さらなる店舗展開を目指しています。

斗々屋の使命

「斗々屋」は、経済成長と環境負荷の悪循環を断ち切ることを使命とし、持続可能な社会に向けた取り組みを行っています。自然、人、経済のバランスを考えたライフスタイルを提唱し、消費を見つめ直すきっかけを提供していきます。

さらに、公式サイトやインスタグラムでは、最新情報や量り売りに関するヒントが発信されていますので、興味がある方はぜひチェックしてみてください。地域の皆さんと一緒に、持続可能な未来を築いていくこの取り組みを応援したいと思います。