福井大学とアフラックが高齢者支援で共同研究契約締結

福井大学とアフラックが切り開く新たな高齢者支援の道

2024年10月17日、福井県にある国立大学法人福井大学とアフラック生命保険株式会社、さらにアフラックデジタルサービス株式会社が、地域の高齢者の健康増進を目的とした共同研究契約を結びました。この取り組みは、デジタル技術を駆使した高齢者支援のモデルを構築し、今後の地域医療に寄与することを目指しています。

共同研究の背景には、近年の高齢化社会において、健康寿命をいかに延ばし、介護費用を軽減するかという課題があります。アフラックは、これまでの保険提供の枠を超え、健康づくりに積極的に関与しています。福井大学との連携を通じて、地域のニーズに合った具体的な支援方法を模索していくことが期待されています。

実証実験と新たな取り組み

共同研究契約に先立ち、2024年の春から夏にかけて福井県内で実施された実証実験が大きな役割を果たしました。この実験では、地域住民の健康をサポートすることを目的として、アフラックが開発したアプリケーションが活用されました。主な機能には、脈拍測定や健康に基づくエクササイズ動画の提供、さらに食事の栄養素分析を行うなど、実際の生活に役立つサービスが盛り込まれています。
この実証実験の結果を受けて、福井大学、アフラック、アフラックデジタルサービスは、デジタルサービスだけでなく、地域社会全体を巻き込んだ健康づくりの環境を整える重要性を再認識しました。

共同研究の具体的な目標

この共同研究では、以下の3つの項目に重点を置いていく予定です。

1. 食事指導法の確立：食事画像を用いた分析を通じて、個別最適な食事指導を行う。
2. 運動指導法の確立：個別の運動プログラムを作成し、日常生活における運動の習慣化を目指す。
3. データの利活用：デジタル端末を活用し、各種データを収集・分析し、それを基に新たなプログラムに活用する。

これらの取り組みを通じて、高齢者の健康寿命を延伸し、介護の負担を軽減できる可能性があります。また、全国に広がる新しい健康デジタルサービスの展開も視野に入れています。