ヤマグチレッカーが新たな業界の旗手に
株式会社ヤマグチレッカーは、2022年5月12日から14日まで横浜のパシフィコで開催された「ジャパントラックショー2022」において、業界初となる日本最大の75トンレッカー車を初めて展示しました。この新型レッカー車は、これまでの最大70トンを上回る性能を誇り、特に大型化が進むトレーラー事故や災害時の対応など、幅広いシーンでの利活用が期待されています。
驚異の75トンレッカー車
新型レッカー車は、超大型クレーンのレッカーにも対応可能であり、トンネル内での横転事故にも迅速に対処できる機能を有しています。最近の物流環境や災害時における大規模な緊急対応へのニーズに応える形で設計されており、今後その活躍が注目されるところです。
特に印象的なのは、その性能に比例したデザインの美しさと、強靭な構造です。75トンの牽引力を発揮するために開発されたこのレッカー車は、効率性と安全性の両立を図った見事な仕上がりです。展示ブースでは、多種多様なサイズのレッカー車も一路展示され、来場者の関心を集めました。
レッカー車のデジタル化への挑戦
さらに、ヤマグチレッカーは新たな技術として「PTOモニタリングシステム」を導入しました。このシステムは、レッカー車内部に装着されたデバイスを通じて、PTO信号をリアルタイムでモニタリングすることが可能になります。これにより、これまで困難だった故障の事前検知が可能となり、メンテナンスの計画化が進められます。
この革新的なデジタルトランスフォーメーションは、効率的な運用を可能にし、故障による運用中断を減少させることが期待されています。2023年には、ヤマグチレッカーが製造する全ての車両にこのシステムを搭載する計画があるとのこと。
山口社長のメッセージ
展示会でヤマグチレッカーの山口喜久雄社長は、「レッカー車が担う社会的役割に応えるために、常に新しい挑戦を続け、新たな価値を顧客に提供していきたい」と語りました。この言葉からもヤマグチレッカーの意気込みが伝わってきます。
ジャパントラックショー2022の意義
「ジャパントラックショー2022」は、物流・輸送業界を代表する企業が集結し、最新のトラック技術を披露するイベントです。特に、今回は4年ぶりの開催であり、多くの来場者が訪れる中で、新しい物流の未来を感じることができる場となりました。テーマは「物流、新時代へ」であり、注目のトレーラーや特装車、作業車が集まりました。
今後もヤマグチレッカーが業界のリーダーとしての地位を築いていく様子に、ますます目が離せません。
会社情報
- - 会社名: 株式会社ヤマグチレッカー
- - 代表者: 山口喜久雄
- - 創業: 1984年3月14日
- - 所在地: 横浜市金沢区鳥浜町2-69
- - 電話番号: 045-242-6240
- - ホームページ: ヤマグチレッカー公式サイト