EC配送の脱炭素化を実現するシェアバッグ
株式会社comveyが2023年5月31日に正式にリリースした『シェアバッグ』は、EC配送時の脱炭素化を目的とした新しいサービスです。このシェアバッグは繰り返し使用可能なエコな梱包材であり、消費者はECサイトで商品購入時に通常のダンボールとシェアバッグのどちらかを選べるようになっています。
簡単な返却方法でエコ活を促進
シェアバッグは配達を受け取った後、簡単に折りたたんで郵便ポストに投函するだけで簡単に返却できます。返却が確認されると、消費者は特典としてクーポンがもらえ、梱包のストレスを感じることなく、エコな取り組みに貢献することができます。これにより、梱包資材による環境負荷を軽減し、新たな価値を提供します。
50回以上のリユースを目指す
導入されるシェアバッグは、国産のリサイクル可能な生地を使用しており、丁寧に縫製されています。目標は50回以上のリユースですが、使用サイクルが限界に達した場合にはリサイクル工程を経て再生ペレットとして生まれ変わる仕組みも整っています。
環境に優しいEC市場の実現
近年、CO2や温室効果ガスの排出削減は深刻な課題とされています。特に日本は2050年までにGHGをゼロにするという目標を掲げ、消費者のEC利用増加に伴う梱包ゴミ問題も深刻化しています。実際、年間150万トンもの梱包ゴミが発生しています。
消費者の意識の変化
「ECサイトの梱包に関する調査」によると、多くの消費者が環境に配慮した簡易的な梱包資材の重要性を認識しています。約9割の消費者が「梱包資材の環境配慮が必要」と答えるなど、その意識は高まっています。
EC事業者にとっての導入メリット
シェアバッグの導入はEC事業者にとっても大きなメリットがあります。海外の調査では、再利用可能な梱包バッグを20回使用した場合、製造と配達におけるCO2の排出を70%以上削減できるとの結果も出ています。さらに、顧客にお得なクーポンやストレス軽減を提供することで、ロイヤルティやリピート購入率の向上も期待できます。
導入企業の声
例えば、株式会社ADOORLINKは、サステナブルな生活様式を意識した新ブランド『O0u』を展開しており、シェアバッグを導入した結果、環境に配慮したい顧客から好評を得ています。また、同じく導入した株式会社リブルーの岡田代表も、このサービスによる素敵な変化を期待しています。
未来を見据えた取り組み
comveyの代表取締役である梶田伸吾氏は、ECの未来を見据えた新しい物流の仕組みを創造することがこのサービスの根底にあると語っています。『美しい物流をつくる』というミッションを掲げ、環境と人々の暮らしを意識した事業運営を進めていくことで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
会社概要
株式会社comveyは東京都中央区に本社を置き、2022年に設立されました。詳細な情報は公式サイトやInstagramでご覧いただけます。
公式サイト:
comvey.jp
Instagram:
comvey_official