NECソリューションイノベータ、ISO 56001認証を取得
NECソリューションイノベータのイノベーションラボラトリは、イノベーション・マネジメントシステム(IMS)の国際規格「ISO 56001」に基づく認証を、英国規格協会(BSI)から取得しました。この認証は、2023年5月28日に正式に授与され、新たな事業創出に対する組織的な運営の実績が評価されています。
ISO 56001の概要
「ISO 56001」は、組織が持続的に新しい価値を生み出すための指針を提供する国際規格であり、グローバルに導入が広がりつつあります。この規格は、取り組みが不確実なイノベーションにおいても、仮説の検証や学び、そして継続的改善のプロセスを通じて、得た知識を組織全体で活用し、持続的なイノベーションを実現することを目的としています。
認証取得の背景
ビジネス環境が急速に変化する現代において、企業は新しい価値を絶えず創造することが重要視されています。このような中で、組織が継続的にイノベーションを生み出すためには、課題の探索や仮説の検証を体系的に行える仕組みが求められます。
そうした背景の中で、NECのイノベーションラボラトリは「事業開発ガイドライン」を策定し、各プロセスにおいての実施事項や評価基準を定めています。このガイドラインに基づいて運用が進むことで、認証取得に至りました。
BSIの評価要素
BSIによる審査では、新規事業開発プロセスにおける一連の活動が評価されました。「トップマネジメントレビュー」や「ポートフォリオ管理」、「ゲート審査」などが組み込まれており、これにより、組織的なイノベーション実践が確認されました。
IMS導入の成果
このIMSの導入により、新規事業開発の各プロセスが標準化され、ビジネスプランに関連する「顧客課題」、「解決策」、「ビジネスモデル」を整理する能力が向上しました。また、Customer Problem Fit(顧客課題の適合性)の重要性が社内に浸透し、顧客のニーズを起点にした議論が行われています。この結果、技術に依存した検討から顧客の問題解決型のアプローチへとシフトしました。
更には、「実験を通じて学ぶ」というカルチャーが育ち、失敗を恐れずにデータに基づいた学習が重視されるようになったことで、イノベーションの土台が強化されています。組織として継続的に学び続けることができる仕組みと文化が根付いてきており、これを基盤にした人材育成が進行中です。
今後の展望
イノベーションラボラトリは、「ISO 56001」に基づくIMSのさらなる進化を図るとともに、多様なパートナーとの共創によって新たな事業創出を推進していく計画です。また、研究開発や技術開発と連携しながらNECグループの成長を支える新規事業を展開し、社会的な課題解決に貢献していくことを目指しています。
受賞式の様子
この度の認証に関連して、授賞式にはNECソリューションイノベータの所長、福井知宏氏、BSIグループジャパンの営業本部長、楠本寛斎氏が出席しました。BSIからは、同社の強力なイノベーションマネジメント能力が広く認められたとの祝福のメッセージも寄せられています。
また、BSIの代表者は、企業の卓越したイノベーションプロセスの確立が、国内外において模範となっていると讃えたコメントも行いました。
このようにNECソリューションイノベータのイノベーションラボラトリは、今後も多角的に新たな価値創出に挑戦し続けます。