大日本市 - 日本の工芸が集まる合同展示会
2025年9月3日から5日にかけて、東京・竹芝にて第15回目となる合同展示会「大日本市」が開催されます。このイベントは、日本各地から集まった工芸メーカーの魅力を発信する場として知られ、今年も多くの注目が集まっています。主催は、奈良の老舗企業である株式会社中川政七商店です。
史上最多のブランドが集結
今回の「大日本市」には、初出展の29ブランドを含む史上最多の101ブランドが参加します。出展される商品は、器や雑貨、食品、アパレルなど多岐にわたり、地域の伝統工芸品から新しいブランドまで、さまざまな出会いが期待されます。特に今回は、78社が新作を発表するため、訪れる方々には新たな発見があるでしょう。
また、来場者には試食や試飲、さらには実演も行われ、数量限定のノベルティも用意されています。これらの特別な体験を通じて、訪れる客は工芸の世界をより深く楽しむことができます。
地産地匠アワード 2025との同時開催
合わせて、中川政七商店主催の工芸アワード「地産地匠アワード 2025」の授賞発表式も同時に開催されます。このアワードは地域から生まれた優れたものづくりを表彰するもので、受賞作品は会場内の特設ブースで展示され、実際に手に取って見ることが可能です。新たなものづくりの息吹を感じるチャンスです。
場所と時間について
「大日本市」は東京ポートシティ竹芝 ポートホールにて行われ、来場時間は午前10時から午後6時まで、最終日の5日は午後3時に閉場となります。来場予約は公式サイトから行えるため、興味のある方は事前に予約をしておくことをお勧めします。
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参加ブランドの魅力
多くのブランドが参加する中で、特に注目したいのが、秋田の「曲げわっぱ」を生産する【大館工芸社】、国内唯一の琺瑯を手がける【野田琺瑯】、そして金物で知られる新潟の【工房アイザワ】。これらは長い歴史を誇り、職人の技によって生まれる工芸品の質は保証されています。
一方で、革新的な視点を持つ新ブランドも注目されています。たとえば、シルクを食べる商品を展開する【GOURMET SILK】や、廃棄果物を用いたフルーツバターを手がける【nin】など、地域の素材を活かした新しい食文化の提案も面白い試みです。
最後に
「大日本市」は、工芸の伝統を受け継ぎながらも、新しい価値を生み出しているブランドが集結する場所です。出展者から直接話を聞くことができる貴重な機会でもあり、工芸の未来を感じることができそうです。興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。