コンフォートゾーンをリアルに考える
2026年4月16日、アイデンティティー・パートナーズ株式会社が主催するIDPパワーランチの第4回オンライン勉強会が開催されました。この回では、空手家として数々の栄誉を手にした月井隼南氏を招き、「突き抜けろ!コンフォートゾーンの抜け方」というテーマでのトークが行われました。月井氏は、コンフォートゾーンを抜け出すための具体的なアプローチや、自らの経験に基づいた哲学をシェアしました。
第4回の概要
IDPパワーランチは、ビジネスパーソンにグローバルな視点や本質的な考え方を提供する目的で開催されるオンライン勉強会です。月井氏は7歳から空手を始め、小学校から実業団まで全日本を制し、日本代表としても活躍。フィリピンに移住し、2022年のワールドゲームズで金メダルを獲得した後、現在は総合格闘技にも挑戦しています。彼の言葉からは、逆境をどう乗り越えて世界の舞台に立ってきたかが垣間見えました。
限界を乗り越える瞬間
月井氏のキャリアは、オリンピック競技に空手が採用された際に大きく変わりました。フィリピンの子どもたちとの試合を通じて、彼は彼らにとって世界を目指せる環境がないことを知りました。「日本にいれば、次はアジア、そして世界を目指せる環境がある。しかし、フィリピンにはその基盤がない」と考え、フィリピン代表になることを決意しました。しかし、現地での生活は厳しく、「道場も仕事もなかった」という状況でのスタートが待ち受けていました。就職活動から始まり、練習相手もいない孤独な日々が続きました。
心理的な壁を突破する哲学
そうした困難を乗り越えるために月井氏が持っていたのは、「120%やってから考える」というスタンスです。「一口食べただけで食事の味は分からない。すべてを試してから判断したい。」という精神に基づきつつ、自分の目標に向かって努力しました。「まずはアジアゲームズでメダルを取る」という明確な目標を持ち、イメージトレーニングをすることで成長し、ついには目標を達成しました。
新しい挑戦と自己成長
2022年に金メダルを獲得した後、月井氏は空手の「先生」として多くの人に慕われるようになりましたが、そこに居心地の悪さを感じるようになります。「このままではダメだ」と思った彼は、総合格闘技に挑戦することで新たな道を選びました。「白帯からの再出発」は、自己成長のプロセスであり、他者に教える際にも新たな視点が加わります。
コンフォートゾーンの抜け方
コンフォートゾーンを抜けるためには、必ずしも大きな決断を下す必要はありません。小さな一歩から始めることが重要です。月井氏は、「5分早く起きる」ことや「朝食をしっかり食べる」といった日常の小さな変化が、余裕を生み出し、新たな挑戦を後押しすることを提案しました。このような小さな変化から、徐々にコンフォートゾーンを超えていけるといいます。
結論としてのメッセージ
このセッションで繰り返し強調されたのは、コンフォートゾーンを抜けるための行動は小さな積み重ねであり、その結果としての自然な流れを重視すべきだということです。現状に満足しているのならそのままでいいですが、何かしらの不安を感じるなら、それは変化を望んでいるサインです。月井氏の言葉を思い出し、一歩踏み出す勇気を持ちましょう。
今後の展望
次回のIDPパワーランチは、元プロサッカー選手の鈴木啓太氏を招き、「心技体」の常識を覆すパフォーマンス向上術について深堀りします。引き続き、ビジネスパーソンが本質に触れ、学びと挑戦を応援する場を提供していく予定です。