フィリピンにおける新たな住宅プロジェクト「Sentro」
MIRARTHホールディングス株式会社は、フィリピンのOVIALAND, INC.と手を組み、同国における2号プロジェクトである戸建事業「Sentro」に参画したことを発表しました。この取り組みは、フィリピンの住宅ニーズに応えるための重要なステップです。具体的な開発地は、フィリピンの首都マニラから南東に約80kmの距離にあるラグナ州サンパブロ市で行われます。サンパブロ市は、マニラのベッドタウンと言われており、周辺の工業団地で働く人々にとって利便性の高い立地となっています。
プロジェクトの特徴
「Sentro」の開発は、全758戸の住宅を含む大規模なもので、戸建住宅とタウンハウスが計画されています。敷地面積は92,808㎡という広さで、都会の利便性を享受できる環境が整っています。また、プロジェクトの立地から、サンパブロ市の中心部や大型商業施設「SMモール」にも簡単にアクセスできるため、日常生活での便利さが大きな魅力とされています。
2024年11月には着工が予定されており、販売価格は約800万円から1100万円の範囲とされており、若年層をターゲットにした手頃な価格設定がなされています。このような価格帯は、フィリピンの急速な経済成長と人口増加に伴い、特に価値のあるものと評価されています。特に、需要が高まる一方で、住宅供給のペースが追いついていない現状において、このプロジェクトは大いに期待されています。
住宅ニーズへの対応
MIRARTHホールディングスが持つ日本国内で培われた不動産開発の知識や経験を最大限に活用し、フィリピンの住宅市場における持続可能な街づくりに貢献することが目的です。このプロジェクトを通じて、住環境を向上させるだけでなく、地元経済の活性化にも寄与することを目指しています。
調印式と今後の展望
今回のプロジェクトに関する調印式は、マニラにある「CHEF JESSIE RESTAURANTS」にて行われ、関係者たちが参加しました。フィリピンの住宅供給不足の解消に向けて、MIRARTHホールディングスとタカラレーベンが連携を強化していく姿勢が示されています。
プロジェクト発表の背景
MIRARTHホールディングスは、「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする」というビジョンを掲げており、住宅開発においてもその理念が生かされています。東南アジア諸国でのさらなる街づくりに向けた取り組みも予定されており、ベトナム、タイなどに続いてシームレスに事業展開を図る計画です。
このような事情から、フィリピンでの「Sentro」プロジェクトは、国際的な不動産市場におけるさらなる成長と発展を促進する一環として、今後の注目が集まります。人口増加と経済発展が進むフィリピンで、持続可能な住宅の開発は高い期待が寄せられています。