岡山大学が子どもたちに科学の楽しさを伝えるイベントを開催

岡山大学が子どもたちの好奇心を刺激！

2025年7月25日、国立大学法人岡山大学は岡山リサーチパークにて「ひらけ！好奇心のとびら！」をテーマにした「おもしろ体験でぇ〜」というイベントを開催しました。このイベントは、大学の技術統括管理本部に属する総合技術部が主催し、子どもたちに科学の面白さを伝えることを目的としています。

クロマトアートでしおり作りの体験

岡山大学の総合技術部では「クロマトアートでしおり作り」というワークショップを展開。今回は延べ46名の子どもたちが参加し、水性ペンの色素が分離する現象を体験してもらいました。まず、クロマトグラフィーについての簡単な説明があり、その後、実際に子どもたちが試薬を使って色素分離に挑戦しました。

子どもたちは、自分が選んだペンを使って作業し、スポイトで水を垂らすことで変化する色彩の模様を真剣に観察しました。参加者は自分だけのオリジナルしおりを作成し、高揚する表情を見せていました。これにより、科学が身近に感じられるようになったことは間違いありません。

専門職員のコメント

この体験を担当した安信香苗技術専門職員は、「このワークショップは小学校3年生以上を対象とし、ゆったりとした時間枠を設けているので、子どもたちが実験の楽しさに触れられる内容になっています。クロマトグラフィーという言葉自体は馴染みが薄いかもしれませんが、身近な素材で実験できるので、日常生活の中にも科学が隠れていることを感じてもらえたら嬉しいと思います」と話しました。

地域貢献への取り組み

総合技術部を率いる佐藤法仁副理事・副学長は、「未来の担い手である子どもたちにワクワクする瞬間を提供できたことに感謝しています。このような取り組みを通じて、地域の子どもたちの成長に貢献し、さらに大学としてもできることは多いと実感しています。今後も地域と連携し、人材育成を進めていきたいと思います」と意気込みを見せました。

岡山大学のこのような地域貢献や科学啓発活動は、工学部との共催により、キャンパス内外でさまざまな形で展開されています。特に、次世代を担う子どもたちに楽しく科学を体験してもらうテーマを積極的に実施することで、科学がより身近に感じられる機会を提供しています。

今後も、岡山大学と総合技術部が行う驚きの体験に期待を寄せていきたいものです。