無料のおしごと体験イベント『みらいのたからばこ2025』が大阪で開催
2025年11月29日(土)・30日(日)、大阪のインテックス大阪にて「みらいのたからばこ2025」が行われる。このイベントは、こどもたちが実際の職業を体験できる貴重な機会を提供することを目的としている。入場、体験、材料費はすべて無料であり、家族の経済状況に関係なくすべてのこどもたちに平等にチャンスを与えることが最大の特徴だ。
体験の背景
近年、物価の高騰が進み、多くのこどもたちが職業体験をすることに困難を強いられている。一方で、地域産業も人手不足と業界認知の低さという問題を抱えている。こうした課題を解決するために、「みらいのたからばこ」は企業や大学と連携し、本物の職業体験を提供。これにより、子どもたちに新たな可能性を見せるだけでなく、地域企業にとっても人材育成の場となることを目指す。
昨年の成果
前回のイベント「みらいのたからばこ2024」に参加した17,646名の来場者からのフィードバックもあり、無料開催が体験の壁を取り除くことが示された。具体的な数字としては、49.9%の子どもたちが「初めて知る仕事に出会えた」と回答し、58.6%の保護者が「自分も知らなかった産業を知れた」と感じたという。
イベントが生み出す価値
「みらいのたからばこ」は参加企業にとっても様々なメリットを提供している。次の三つの価値が特に注目される。
1.
社員研修としての役割
参加企業の多くは本イベントを社員の研修やチームビルディングの場として活用。こどもたちに仕事の楽しさを伝えることで、社員自身がモチベーションを向上させる手助けになっている。
2.
学生との出会い
大学から200名以上の学生が運営に参加。彼らは企業と協力してコンテンツを作成し、リアルな職業体験を通して職業観を育む。
3.
行列の解消
今年は新たに導入したスマートフォンを活用した予約システムにより、人気ブースでの混雑を緩和し、親子がゆっくりと対話する時間を確保できるよう配慮されている。
体験できるコンテンツの例
イベンには地域ならではの様々な職業体験が集まる。具体的な例として、以下のような体験が予定されている:
- - 消防士体験:防火衣を着たり、心肺蘇生法を体験することで、命を守る仕事の厳しさを学ぶ。
- - 警察官体験:パトカーの展示や警察技術に触れることで、治安を守るプロの仕事を体感する。
- - ドローンパイロット:最新のテクノロジーに触れ、将来の職業として注目されるドローン操縦体験を行う。
開催概要
- - 名称:みらいのたからばこ2025 in 大阪
- - 日程:2025年11月29日(土)・30日(日)
- - 時間:10:00〜16:00(事前予約制)
- - 会場:インテックス大阪 5号館A
- - 料金:入場料・体験料・材料費すべて無料
- - 対象:未就学児〜中学生(主に小学生を想定)
- - 主催:みらいのたからばこ実行委員会
主催者のメッセージ
みらいのたからばこ実行委員会の統括、見谷麗は「すべてのこどもたちが平等に未来をつかむための一歩を踏み出し、様々な体験を通じて社会の壁を越えて欲しい」と強調している。このイベントが多くの人々のつながりの場となり、地域の課題解決の一助となることを期待している。
公式サイト
詳細は
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