フリーウェイ給与計算がAIアシスタント機能を導入し利用促進を図る心機一転の取り組み

フリーウェイ給与計算が新たにAIアシスタント機能を導入

株式会社フリーウェイジャパンは、給与計算ソフト「フリーウェイ給与計算」において、AIアシスタント「フリーウェイAIアシスタント」の提供を開始しました。これは、株式会社STANDSが手掛ける「Onboarding Sync-AI」を導入したことによるパートナーシップの成果です。

この新機能は、ユーザーからの質問に対し、AIが即座に適切なアンサーを提供することで、自己解決を促進し、カスタマーサポートの負担を軽減することを目的としています。具体的には、既存のチャットボットに生成AIとRAG(検索拡張生成)技術を組み合わせ、利用者のニーズに迅速に応える体制を整えました。

導入の背景と目的

フリーウェイジャパンは、中小企業にとってのITコスト負担を実質ゼロにすることを目指しており、そのためには運営リソースの圧縮が不可欠です。これまで、多くのユーザーから寄せられた質問にはFAQやチャットボットで対応してきましたが、特に専門的な労務や税制に関しては迅速な対応が求められる場面が多く、運営側の負担が増加していました。

令和6年度の年末調整には新たな制度の変更が加わるため、より一層のサポートが必要とされる状況でした。そのため、AIの導入によってカスタマーサポートを効率化し、同時にユーザー体験の向上を図るべく、今回の施策が実施されました。

利用イメージと実績

AIチャットボットは利用者が自由に質問を入力できるため、自己解決がしやすい環境が整いました。ユーザーは「フリーウェイ給与計算」内の操作に関連する質問や、税制に関する専門知識の質問を選択でき、AIは即座に最適供給を提供。これにより、ユーザーの自己解決率が大幅に向上しました。

リリースから得られたデータによれば、AIの回答に対して約70%のユーザーが問題が解決したと評価しており、従来のチャットボットでのポジティブな評価が約30%だったことから見ても、その効果が如実に表れています。

特に、業務負荷が高まる繁忙期においても、AIアシスタントが的確な回答を提供することでカスタマーサポートの負担を大幅に軽減することに成功しました。また、従来のチャットボットと比較して設定作業が80%も削減され、運営効率が向上しました。