sMedioがHuafon ESSと提携し再生可能エネルギー市場へ参入

sMedioの新たな挑戦：再生可能エネルギー市場への進出

株式会社sMedioが、中国のZhejiang Huafon ESS Technology Co., Ltd.と提携し、日本の再生可能エネルギー市場に参入すると発表しました。これは、2024年の1月下旬からHuafon ESSが提供する電力貯蔵システム（ESS）の販売を開始する計画の一環です。

1. 提携の背景と目的

再生可能エネルギーの導入は、地球環境が直面している課題への解決策の一つとして位置づけられています。特にカーボンニュートラルな社会の実現に向けて、日本でも太陽光、風力、水力、地熱などの割合が増加しています。2022年には、再生可能エネルギーの割合が20%を超えています。
こうした背景から、sMedioはHuafon ESS社との提携を決め、両社の協力によって日本国内での再生可能エネルギーのさらなる普及を目指します。

2. Huafon ESS社の魅力

Huafon ESS社は商業用から住宅用、さらにはポータブル型まで、さまざまな電力貯蔵システムを提供しています。特に自社開発のインテリジェントEMS「Moose Platform」を用いることで、バッテリーのライフサイクル管理を高度に行える点が大きな特徴です。このプラットフォームは、効率的にエネルギーを管理し、使用状況を把握することを可能にします。

3. 新しい製品の投入

sMedioは、第一弾として「IC1シリーズ」を日本の産業市場向けに提供します。このオールインワンESSは、最大蓄電容量が92kWhで、高出力は33kVAを誇ります。また、6000サイクルの充放電後でも80%以上のバッテリー残量を維持することができ、業務の効率化にも寄与します。

4. 今後の展望

sMedioの代表取締役社長である岩本定則氏は、Huafonグループの一員であるHuafon ESS社との提携が、同社の再生可能エネルギー市場への進出において重要なステップであると述べています。また、Huafon ESSのゼネラルマネージャーShunke Zhang氏も、日本市場での成長に向けた協力に期待を寄せています。
この提携により、両社はコラボレーションを通じて新製品の開発やサービスの向上を図り、環境に優しいエネルギー提供を進めていくことでしょう。