「Japan Metaverse Awards 2025」受賞結果の発表
2025年10月8日、一般社団法人Metaverse Japanが主催する「Japan Metaverse Awards 2025」が幕張メッセで開催され、各部門の受賞作品が決定しました。本アワードはメタバースに関する革新や社会実装を促進する個人やプロジェクトを賞賛するために設けられています。
受賞カテゴリは、ソーシャルイノベーション賞、実空間メタバース賞、クリエイティブデザイン賞、技術革新賞、ベストプロトタイプ賞、メタバースジャパン特別賞の6つ。7月から約3か月にわたる応募期間に、多くのプロジェクトが寄せられました。
最優秀賞は、各部門の受賞者によるプレゼンテーションを終えた後、審査員によって審査されました。競争の激しさの中、商業的成功の可能性を開いたプロジェクトが最高賞に輝きました。
受賞作品の詳しいコンテンツ
Best Performance Award / 最優秀賞
- - 作品名: THE MOON CRUISE by TOKYO DOME & STYLY
- - 受賞者: 株式会社STYLY/株式会社東京ドーム
サステナブルな未来を見据えたこのプロジェクトは、メタバースの商業利用への新たな道を切り拓きました。
Best Social Innovation / ソーシャルイノベーション賞
- - 作品名: 日本初!公教育を持ち運び可能にした不登校オルタナティブスクール小中一貫校NIJINアカデミー
- - 受賞者: 株式会社NIJIN
教育分野での革新として、特にIT技術を活用した柔軟なサポートが評価されました。
Best Industry Metaverse / 実空間メタバース賞
- - 作品名: Lumarnity VR v2.0 (VRChatワールド)
- - 受賞者: 日揮グローバル株式会社
新しい体験を提供するこのVRプロジェクトが実空間メタバースとして高く評価されました。
Best Creative Design / クリエイティブデザイン賞
- - 作品名: THE MOON CRUISE by TOKYO DOME & STYLY
- - 受賞者: 株式会社STYLY/株式会社東京ドーム
デザインの美しさとそのコンセプトが相まって、多くの支持を受けました。
Best Technology Innovation / 技術革新賞
- - 作品名: カプセルインタフェース
- - 受賞者: H2L株式会社
最先端技術を駆使したこのインタフェースは、ユーザーエクスペリエンスの革新を促進します。
Best Prototype / ベストプロトタイプ賞
- - 作品名: 平和構築メタバース「戦災VR」
- - 受賞者: 東京大学大学院 情報学環 渡邉英徳研究室
AIを用いて3Dで戦争風景を再現し、国際協力を推進するプロジェクトです。
Metaverse Japan Special Award / メタバースジャパン特別賞
- - 作品名: 石見神楽メタバース化プロジェクト
- - 受賞者: 株式会社大丸松坂屋百貨店
日本の伝統文化をデジタル空間に展開し、新たな価値を創造しました。
主催者のコメント
一般社団法人Metaverse Japanの代表理事、長田新子氏は、受賞者を祝福し、今年のアワードで特に社会での実装が進んでいるプロジェクトに感動したと述べました。続けて、メタバースが教育や医療、ビジネスなど多岐にわたる分野で変革をもたらす基盤であることを強調しました。次年度への期待も寄せつつ、継続的な推進を明言しました。
もう一人の代表理事、馬渕邦美氏も、今回の受賞プロジェクトが実社会にインパクトを与え、新しいアイデアが生まれることを期待すると語りました。
この「Japan Metaverse Awards 2025」は、メタバース業界の未来を担うプロジェクトが集まる場となり、次世代の技術や理念が集結する貴重なイベントとして位置づけられています。将来的にはこの流れをさらに拡大し、社会実装を加速していくことが期待されます。
詳細は
公式サイトをご覧ください。