SNSとネットショッピング
2024-07-04 07:50:56

【調査】SNSがネットショッピングに影響を与える!商品検索、レビュー、広告…消費者のリアルな声

SNSがネットショッピングを大きく変える!消費者の行動と意識を調査



近年、オンラインショッピングはますます普及し、私たちの生活に欠かせないものとなっています。商品やサービスに関する情報収集も、かつては口コミや雑誌などに頼っていましたが、今ではインターネット、特にSNSが重要な役割を担っています。

2024年4月に実施された「2024年オンライン消費者実態調査」では、世界12カ国5,585名(うち、日本は500名)を対象に、最新のネットショッピング行動について調査が行われました。本記事では、その調査結果から、日本の消費者がオンラインショッピングをする際にSNSをどのように活用しているのか、具体的なデータとともに詳しく解説していきます。

情報収集の手段は?検索エンジンが主流、SNS利用も増加



調査によると、日本のネットショッピング利用者の7割が、商品やサービスを調べる際にGoogleやYahoo!などの検索エンジンを利用していることがわかりました。一方で、InstagramやTikTokなどのSNSを利用すると回答した人は28%と、決して少なくありません。

特に若い世代では、SNSでの商品検索がますます増加すると予想されています。企業にとって、SNSでの情報提供やマーケティングを強化することは、今後ますます重要になってくるでしょう。

ネットショッピングで最も利用されるSNSは?動画コンテンツが人気



では、実際にネットショッピングで情報収集に利用されるSNSはどのようなものなのでしょうか?

調査では、SNSを利用して商品やサービスを検索したことがある人に、過去12ヶ月間に利用したSNSを尋ねています。その結果、最も多く利用されているSNSは「YouTube」で、67%の人が利用していました。

これは、日本のオンライン消費者が動画コンテンツを通じて商品やサービスに関する情報を得ていることを示しています。企業は、ターゲットとなる消費者に届くようなSNS動画マーケティングに力を入れ、効果的に情報を発信していくことが重要です。

SNS利用目的は?商品検索、レビュー、セール情報が上位



では、消費者はなぜSNSをネットショッピングに利用するのでしょうか?

調査では、SNSを利用する理由として、「商品検索」が68%と最も多く、次いで「レビュー検索」(55%)、「セール情報検索」(52%)という結果になりました。

この結果から、消費者はSNSを単なる情報収集のツールとしてだけでなく、お得な情報や商品の評判などを調べるために活用していることがわかります。企業は、自社のSNSで商品情報やセール情報などを発信することで、消費者の購買意欲を高めることができるでしょう。

インフルエンサーよりも一般ユーザーのレビューが信頼される?



SNSで商品に関する情報収集をする際に、消費者はインフルエンサーのレビューと一般ユーザーのレビュー、どちらを信頼するのでしょうか?

調査結果によると、一般ユーザーのレビューを信頼すると回答した人の割合が、インフルエンサーのレビューを信頼すると回答した人の割合よりも高いという結果になりました。これは、オンライン消費者にとって、よりリアルな意見に価値があると認識されているためと考えられます。

ただし、インフルエンサーのレビューにも一般ユーザーのレビューにも、様々なものがあるため、全てが等しく認識されるとは限りません。消費者は、様々な情報源から得た情報を総合的に判断し、自分に合った商品を選ぶようにしましょう。

消費者はSNS広告をどう思っている?



SNS広告は、企業にとって重要な顧客との接点の一つです。しかし、調査では、「SNS上の広告は多すぎる」と感じている人が82%いるという結果も明らかになっています。

では、消費者はどのような広告や配信を許容しているのでしょうか?調査では、消費者が許容できる企業との関わり合いについて、以下のような結果が出ています。

自分が興味のある商品の広告:48%
オファーやディスカウント情報の配信:21%
DM(ダイレクトメッセージ):20%
コメントや投稿での自分へのタグ付け:13%
自分が興味を示したことのない商品の広告:12%
SNS上で企業とやり取りしたり、関わり合うことを好まない:34%

この結果から、消費者は興味のある商品に関する広告や、お得な情報については比較的許容できる一方で、興味のない商品の広告や、過剰なDMなどには抵抗感を持つ傾向にあることがわかります。

企業は、消費者のニーズを理解し、適切なタイミングで適切な情報を提供することで、消費者の購買意欲を高め、良好な関係を築くことが重要です。

まとめ



本記事では、「2024年オンライン消費者実態調査」の結果をもとに、日本の消費者がネットショッピングをする際にSNSをどのように活用しているのか、具体的なデータとともに解説しました。

企業は、消費者のSNS利用状況や意識を理解し、適切なSNS戦略を策定することで、顧客との長期的な関係構築につなげることができるでしょう。

参考情報

* キャプテラ「2024年オンライン消費者実態調査①」:SNSで商品検索するオンライン消費者:過大な広告を嫌い、リアルなレビューを求める
https://www.capterra.jp/blog/6469/sns-online-consumers-searching-products


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